アレチギシギシの花を初めて見たのは、2016年5月19日で、
場所は神奈川県川崎市中原区の江川せせらぎ遊歩道で見ることができた。

アレチギシギシの生育環境は自分が見た限りでは、道ばたや水辺の近くに
群生して生えているのを確認している。
実際に江川せせらぎ遊歩道に生えていたものも水辺の近くであった。

アレチギシギシの仲間のタデ科ギシギシ属は判別するのがとても難しい。
同じ生育環境に生えているギシギシやエゾノギシギシとは判別するのにかなり迷ってしまう。
違いは花付きである。
ギシギシやエゾノギシギシは花が固まってびっしりと咲いて付くのに対して、
アレチギシギシは間隔を空けて花が咲いている。

2020年5月31日に神奈川県横浜市戸塚区の舞岡公園を訪れた際に、
やはり親水路の近く群生して生えていて、アレチギシギシの草丈が
自分の所有している図鑑に掲載されている通り1.2mまで伸びるため目立ち、
改めてアレチギシギシの花を無事撮影することができた。

アレチギシギシの花アレチギシギシの花アレチギシギシの花(上の3点ともアレチギシギシの花 2020年5月31日撮影)

アレチギシギシ(タデ科)花期6~10月
ヨーロッパ原産
ヨーロッパ原産の多年草。
明治時代に渡来し、本州中部にふつうに見られる。
道ばたや川岸・鉄道沿いなどに生え、高さ0.4~1.2mになる。
ほかのギシギシ類に比べてほっそりとしている。
葉は長さ10~20cmの長楕円形~披針形で、基部は円形~浅い心形。
縁は細かく波打つ。
花は間隔をおいて輪生状につくので、花序はまばらに見える。
花のあと内花被片は翼状になり、中央部のこぶ状の突起が大きく、
よく目立つ。
(山渓ハンディ図鑑 野に咲く花参照)