ミズオトギリの花を初めて見たのは、2020年7月19日で、
場所は東京都八王子市で見ることができた。

ミズオトギリの名前の由来は、水辺の近くのオトギリソウという意味で名づけられたが、
オトギリソウとは仲間は同じであるが、属が違う。

ミズオトギリの生育環境は、自分が植物観察した限りでは、
樹林帯の湿った場所や池のそばで生えているのを確認することができた。

オトギリソウの仲間は花の開花時間が規則的に決まっている。
オトギリソウの仲間はだいたい午前中に花が咲いて、午後には花がしぼむもの多い。
ミズオトギリの花の場合は、午後3時きっかりに花が咲きだす。
余談ではあるが、夏の花は決まった時間で咲く花が多い。

ミズオトギリの花を初めて見た日は、天気予報では前日には晴れることを言っておらず、
当日になって綺麗に晴れだして、ミズオトギリの生息地に向かった。
上記の年月日はやはり晴れて蒸し暑く、ミズオトギリの花が咲くのを待つのに水分補給をこまめにしていた。
やはり午後3時を回ったときに花が開きだして、鮮やかなピンク色の花に心を奪われて、
ミズオトギリの花をコンパクトデジタルカメラで撮影したが、ピントがちゃんと合っていたのは1枚だけであった。

コンパクトデジタルカメラでミズオトギリの花を撮影するのは難しいと感じた。
また2020年はとんでもない酷暑になっていて、自分がミズオトギリの花を見たときは咲き始めであったが、
もしミズオトギリの花が最盛期であった8月を考えると、
酷暑の八王子市は最高気温35度以上と考えると植物観察は無理を感じる。

余談ではあるが、夏の平地で植物観察をするときはスポーツドリンクでの水分補給は必須である。

ミズオトギリの花(ミズオトギリの花 2020年7月19日撮影)

ミズオトギリの葉(ミズオトギリの葉)

ミズオトギリ(オトギリソウ科)花期8~9月
分布 北海道・本州・四国・九州
池や沼・湿原などに生える高さ30~80cmの多年草。
茎の基部は赤紫色を帯びることが多い。
葉は長さ3~7cm・幅1~3cmの長楕円形で、明点のみがある。
秋には美しく紅葉する。
花は淡紅色で直径1cm。
午後になって花が開き、夕方しぼむ。
雄しべは9個で、3個ずつ3つの束に分かれる。
花言葉は「怨み」や「秘密」
(山渓ハンディ図鑑 野に咲く花参照)