オモダカの花を初めて見た日

オモダカの花を初めて見たのは、2018年7月22日で、場所は千葉県山武市成東の田んぼで見ることができた。

オモダカの名前の由来

オモダカの名前の由来は、人の顔のように見える葉身(ようしん)が、水面から高く伸び出た葉柄(ようへい)についていることによる。
ちなみに葉身とは葉っぱの主要な部分をいい、葉柄とは葉っぱの柄の部分をいう。

オモダカの生えている場所

オモダカの生えている場所は、自分が見た限りでは、田んぼのイネとイネの間に生えているのを確認することができた。
また水が溜まりやすい池や沼にも生えている。
オモダカの花は日中は開いているが、夕方になるとしぼんでしまう。

オモダカの仲間で判別に迷ったとき

オモダカの仲間のオモダカ科は花付きが似たものが数多く、植物観察を始めたころは判別するのにかなり迷ってしまう。
違いは葉の形であり、葉の形の特徴をつかめば区別しやすい。
植物観察をしてわからない場合は葉の形の特徴を見ておくとよい。

オモダカを見た経験談

2020年8月15日に神奈川県横浜市戸塚区の舞岡公園でミズオオバコの花を探しているときに、公園内の田んぼを猛暑の中を汗をたくさんかいて散策しているときに、やはりイネとイネの間に白色の小さな花を咲かせていた。
オモダカの花そのものは地味ではあるが、1回花を見つけると次から次へと見つけることができる。
無事オモダカの花を撮影することができたが、課題も残ってしまった。

オモダカの葉は矢じり形で立派であるが、舞岡公園に生えているオモダカの葉は虫に食われてしまっているものが多く、思うようにオモダカの葉を撮影できず、次回の宿題となってしまった。

オモダカの花オモダカの花(上の2点ともオモダカの花 2020年8月15日撮影)


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オモダカ(オモダカ科)花期8~10月
分布 日本全土
水田や浅い沼、湿地などに生える多年草。
葉は根生し、若い株のものは線形で水中にあるが、
ふつうは長い柄があって直立し、水面上にでる。
葉身は基部が2つに裂けた矢じり形で長さ7~15㎝。
基部の2個の裂片の方が頂裂片より長く、先端は鋭くとがる。
花茎は高さ20~80㎝になり、上部の節ごとに白い花を3個ずつ輪生する。
花序の上部には雄花、下部には雌花がつく。
花は直径1.5~2㎝で、緑色の萼片3個、白色の花弁3個がある。
花床は球形にふくらみ、雄花では多数の雄しべ、
雌花では多数の雌しべがつく。
そう果は扁平な倒卵形で広い翼がある。
ちなみにそう果とは乾いた果実の1つで、皮が裂けることがなく、種子が残っている果実をいう。

花言葉は「信頼」と「高潔」
(山渓ハンディ図鑑 野に咲く花参照)