ヒメトラノオの花

ヒメトラノオの花ヤマトラノオとの違いヒメトラノオを見た経験談を紹介しています。

ヒメトラノオの花を初めて見た日

ヒメトラノオの花を初めて見たのは、2025年9月1日に、神奈川県・箱根湿性花園で見ることができた。

ヒメトラノオの花(ヒメトラノオの花)

ヒメトラノオの名前の由来

ヒメトラノオの名前の由来は、まずヒメは、全体が小形であることから。
次にトラノオは、細長い花穂(かすい)を虎の尾に見立てたところから名付けられた。
ちなみに花穂とは、花が稲穂のように長く群がって咲く姿をいう。

ヒメトラノオの花言葉

ヒメトラノオの花言葉は、「利発さ」

ヒメトラノオの生えている場所

ヒメトラノオの生えている場所は、自分が見た限りでは、日当たりのよい湿地に生えているのを確認することができた。

ヤマトラノオとの違い

厄介なのが、ヤマトラノオによく似ていて、判別が難しいと感じる。

1.葉っぱの柄の有無

  • ヤマトラノオ 無い
  • ヒメトラノオ 有り

2.葉っぱの形

  • ヤマトラノオ 狭い卵形
  • ヒメトラノオ 長楕円形

ヤマトラノオの葉(参考 ヤマトラノオの葉)

ヒメトラノオの葉(ヒメトラノオの葉)

ヤマトラノオの花(参考 ヤマトラノオの花)

ヒメトラノオの花(ヒメトラノオの花)

両者の違いは、上記の2点を確認すれば、間違えることは無い。

ヤマトラノオの記事はこちらからどうぞ

ヒメトラノオを見た経験談

2025年9月1日、ミズトンボの花を目当てに、神奈川県・箱根湿性花園を訪れる。
園内・仙石原湿原植生復元区をウロウロしていると、淡い紫色の細長い花が草むらに紛れて咲いている。
近づいてみると、ヒメトラノオの花が咲いているのを確認することができた。

ヒメトラノオの花(ヒメトラノオの花)

ヒメトラノオの花淡い紫色で、一見目につきやすいと思ってしまう。
しかし、箱根湿性花園ヒメトラノオの花を探すとき、草むらに紛れていて、目をこらないと見つけることができない。

ヒメトラノオの花(ヒメトラノオの花)

ヒメトラノオの花は淡い紫色であることから、夏の花と思ってしまうが、最盛期は初秋
ヒメトラノオの淡い紫色の花が咲き出すと、湿原は秋の入口に差し掛かったことを実感する。

ヒメトラノオの花(ヒメトラノオの花)

ちなみにヒメトラノオを含めたトラノオ類(ルリトラノオ属)は、似ている花が数多い。
ただトラノオ類分布域が狭いものが多く、分布域で判別することができる。

ヒメトラノオの花は咲き始めであり、咲いているものを選んで、撮影することができた。

ヒメトラノオの花(ヒメトラノオの花)


ヒメトラノオ(ゴマノハグサ科 APG分類ではオオバコ科)花期8~9月
分布 本州(関東・中部地方)
山地の草原や林縁などに生えるが、出会う機会が多いのは高原である。
高さは80cmほどになり、上部の葉の付け根から何本も花茎を伸ばして咲くが、まっすぐに伸びて花穂を1つしかつけない株もある。
道ばたに生えて、茎の先端を折られると、枝分かれして咲くこともある。
花穂は15cmほどあり、花軸(かじく)に白く短い毛が生えている。
ちなみに花軸とは、花が穂のようにつくとき、その穂の中軸となって、花をつける茎の部分をいう。
花の直径は1cm弱である。

(山渓フィールドブックス 秋の野草参照)


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