テンニンソウの花を初めて見たのは、2020年10月25日で、
場所は東京都多摩市の桜ヶ丘公園で見ることができた。
テンニンソウの名前の由来は、穂状のつぼみを天人に見立てたことによることから
名前が付いたとされる。
テンニンソウの生育環境は自分が見た限りでは、樹林帯の下に群生して生えているのを確認することができた。
また山地の草原にも生えている。
人づてではあるがテンニンソウは山地にごく普通に見られるが、自分が見た多摩丘陵界隈では、
あまり見かけることが無い。
自分がテンニンソウの花を見たときは、すでに花の最盛期は過ぎていて、
ほとんどの株が花を落としていて、1株しか花が咲いていなかった。
その1株も花が終わりかけに近く、思うようにテンニンソウの花が撮影できなかったが、
初めてテンニンソウの花を見て感動を覚え、無事撮影することができた。
(上の2点ともテンニンソウの花 2020年10月25日撮影)
(テンニンソウの葉)
テンニンソウ(シソ科)花期9~10月
分布 北海道・本州・四国・九州
多年草
茎は四角で高さ1mほどになり、上部では枝分かれする。
茎の基部は木質化し、一面に茂ると木のような雰囲気がある。
山地から深山まで垂直分布の幅が広く、草原などでは大群落となることも珍しくない。
葉裏の毛の多少などによって細かく分ける考えもあるが、
毛の量は同一地域でもかなりの個体差がある。
(山渓フィールドブックス 秋の野草参照)