・バアソブの花・ツルニンジンとの違いを紹介しています。
バアソブの花を初めて見た日
バアソブの花を初めて見たのは、2017年8月11日に、東京都多摩市で見ることができた。
(バアソブの花 2020年8月10日撮影)
バアソブの名前の由来
バアソブの名前の由来は、「ソブ」は長野県木曽地方の方言で、そばかすのこと。
花の内側の斑点(はんてん)を、老婆の顔のそばかすに例えたもの。
ちなみにツルニンジンの別名 ジイソブの「ジイ」は爺を指し、婆に対してつけられたものとされている。
バアソブの花言葉
バアソブの花言葉は、「執着」
バアソブの生えている場所
バアソブの生えている場所は、自分が見た限りでは、日当たりのよい場所に、つる性の植物であることから、金網のフェンスや別の植物に絡まって、生えているのを確認することができた。
ツルニンジンとの違い
厄介なのが、ツルニンジンの花によく似ていて、判別が難しいと感じる。
違いはまず花期
- ツルニンジン 8~10月
- バアソブ 7~8月
また花の大きさも違い
- ツルニンジン 2.5~3.5cm
- バアソブ 2~2.5cm
(参考 ツルニンジンの花)
(バアソブの花)
両者の違いは、最初にツルニンジンの花を見て、後でバアソブの花を見ると、花の大きさが明らかに違うので、理解しやすい。
ツルニンジンの記事はこちらからどうぞ
ツルニンジンの花を紹介しています。
バアソブを見た経験談
2020年8月10日、自分が見ている花ブログに、東京都日野市・東光寺緑地にバアソブの花が咲いていることを知る。
ブログの文章と写真を手掛かりに、猛暑のなか、汗をかきながら歩くと、日当たりのよい金網のフェンスにバアソブが絡まっていた。
(バアソブの花 2020年8月10日撮影)
バアソブの花は最盛期を過ぎていたが、まだ花付きのよい株も多くあり、大群落といえるほど圧巻であった。
ちなみにバアソブは、普通に生えている花では無い。
国の絶滅危惧種に指定されている。
原因は森林伐採やそれに伴う土地造成で、株数がかなり激減している。
バアソブの花が大群落であったことから、被写体を選ぶのに迷うほどであった。
しかし、自宅に帰宅して、被写体を調べると、バアソブの花の大群落を撮影するのを忘れてしまう。
今後の宿題として、バアソブの花の大群落を撮影することである。
(バアソブの花 2020年8月10日撮影)
(バアソブの葉)
バアソブ(キキョウ科)花期7~8月
分布 北海道・本州・四国・九州
絶滅危惧Ⅱ類(VU)
山地の林縁や原野に、ややまれに生えるつる性の多年草。
根は球状で大きく、臭気がある。
つるは細くてやわらかく、切ると白い乳液が出る。
葉は長さ2.5~5cmの卵形または卵状楕円形で、とくに裏面に白い毛が多い。
花はやや球状の鐘形で、先端は浅く5裂する。
花の内側の上部は紫色で、下半部に濃紫色の斑点がある。
萼片(がくへん)は長さ1~1.5cm。
ちなみに萼片とは、花の外側にある集合体をいう。
果実は直径1~1.3cmで、光沢のある黒褐色の種子が入っている。
種子には翼はない。
(山渓ハンディ図鑑 野に咲く花参照)
今回の記事が参考になれば、応援クリックよろしくお願いします^^
にほんブログ村