
・ガクアジサイの花・ガクアジサイに似ている花(タマアジサイ・ヤマアジサイ)との違い・ガクアジサイを見た経験談を紹介しています。
ガクアジサイの花を初めて見た日
ガクアジサイの花を初めて見たのは、2025年6月20日に、神奈川県藤沢市・江ノ島で見ることができた。
(ガクアジサイの花)
ガクアジサイの名前の由来
ガクアジサイの名前の由来は、装飾花が両性花の周りに並ぶ様子を額に例えたところから名付けられた。
ちなみに装飾花とは、雄しべや雌しべが退化して、花びらや萼(がく)が発達した花をいう。
また両性花とは、雄しべと雌しべ両方持つ花を指す。
ガクアジサイの花言葉
ガクアジサイの花言葉は、「謙虚」・「控えめ」
ガクアジサイの生えている場所
ガクアジサイの生えている場所は、自分が見た限りでは、海岸の林下に生えているのを確認することができた。
ガクアジサイに似ている花
ガクアジサイに似ている花との違いをまとめました。
タマアジサイとの違い
厄介なのが、タマアジサイに花付きが似ている。
1.花期
- タマアジサイ 7~10月
 - ガクアジサイ 6~7月
 
2.つぼみの形
- タマアジサイ 球形
 - ガクアジサイ 葉っぱに囲われている
 
(参考 タマアジサイの花)
(ガクアジサイの花)
両者の違いは、上記の2点を確認すれば、間違えることは無い。
タマアジサイの記事はこちらからどうぞ
タマアジサイの花・ヤマアジサイとの違い・タマアジサイを見た経験談を紹介しています。
ヤマアジサイとの違い
厄介なのが、ヤマアジサイに花付きが似ていて、判別が難しいと感じる。
1.木の高さ
- ヤマアジサイ 1~2m
 - ガクアジサイ 2~3m
 
(参考 ヤマアジサイの木の全体像)
(ガクアジサイの木の全体像)
2.葉っぱの毛の量
- ヤマアジサイ 多い
 - ガクアジサイ 少ない
 
3.葉っぱの質
- ヤマアジサイ 薄めで、光沢が無い
 - ガクアジサイ 厚めで、やや光沢がある
 
(参考 ヤマアジサイの葉)
(ガクアジサイの葉)
(参考 ヤマアジサイの花)
(ガクアジサイの花)
両者の違いは、上記の3点を確認すれば、間違えることは無い。
ヤマアジサイの記事はこちらからどうぞ
ヤマアジサイの花・ガクウツギとの違い・ヤマアジサイを見た経験談を紹介しています。
ガクアジサイを見た経験談
2025年6月20日、イヨカズラの花を目当てに、神奈川県藤沢市・江ノ島を訪れる。
江島神社の階段を上っている途中、立派なアジサイの花が咲いているのが目に入る。
近づいてみると、ガクアジサイの花が咲いているのを確認することができた。
(ガクアジサイの花)
ガクアジサイの花を初めて見たとき、花全体の大きさに圧倒されてしまう。
ちなみにガクアジサイの花(両性花)は、中央部の青色の部分を指す。
(ガクアジサイの両性花)
ガクアジサイの花は青色で、装飾花があることが重なり、咲いていると、目につきやすい。
またガクアジサイの青色の花が咲くと、梅雨本番であることを実感する。
(ガクアジサイの花)
ガクアジサイの花全体は1個1個大きく、木全体に咲いている姿は見ごたえがあり、圧巻の一言である。
自分がアジサイ類の花を見た限り、「ガクアジサイの花が1番立派」だと思ってしまう。
ちなみにガクアジサイは、園芸のほうで有名であるが、自生のものは自然の中に生えていることもあり、株立ちが立派。
(ガクアジサイの全体像)
ガクアジサイの葉っぱは、厚く光沢があり、長さ15cm・幅10cmほどの広い卵形。
またガクアジサイの葉っぱに光沢があるのは、「海岸の植物であること」が考えられる。
(ガクアジサイの葉)
自生のガクアジサイは、分布域が意外と狭く、本州(関東・中部地方)の海岸付近にしか生えていない。
ちなみにガクアジサイは、木全体に毒が含まれている。
江ノ島のガクアジサイの花は最盛期を迎え、花付きの良いものを選んで、撮影することができた。
今後の宿題として、ガクアジサイのつぼみを撮影することである。
(ガクアジサイの花)
ガクアジサイ(ユキノシタ科 APG分類ではアジサイ科)花期6~7月
分布 本州(関東~中部地方)
伊豆・三浦・房総半島などの海岸や沿海地の林下などに生える。
高さは3mほどになり、枝が見えないほど葉を茂らせる。
両性花は5弁で小さく、パチパチとした雄しべが目立つ。
装飾花は大きく、花弁状の萼片(がくへん)は4枚。
ちなみに萼片とは、花の外側にある集合体をいう。
(山渓フィールドブックス 樹木春夏編参照)
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