イワアカバナの花アカバナとの違いを紹介しています。

イワアカバナの花を初めて見た日

イワアカバナの花を初めて見たのは、2022年8月22日に、山梨県北杜市清里・美し森山で見ることができた。

イワアカバナの花(イワアカバナの花)

イワアカバナの名前の由来

イワアカバナの名前の由来は、「岩赤花」を意味し、湿った岩上に生育するところから名付けられた。
しかし、岩場のみに生えるわけでは無い

亜種名 cephalostigmaは、「頭状の柱頭」を意味する。

イワアカバナの生えている場所

イワアカバナの生えている場所は、自分が見た限りでは、山地の林下に生えているのを確認することができた。

アカバナとの違い

厄介なのが、アカバナの花によく似ていて、判別が難しいと感じる。

違いはまず花の色

  • アカバナ 淡い赤色
  • イワアカバナ 白色

また柱頭(ちゅうとう)の形も違い

  • アカバナ 棍棒状
  • イワアカバナ 頭状(球形)

イワアカバナの花(イワアカバナの花)

アカバナの花(参考 アカバナの花)

ちなみに柱頭とは、雌しべの先端で、花粉のつくところをいう。

両者を見比べるというより、アカバナの仲間・アカバナ属似た花が多く、現地に何度も足を運んで、観察しないと判別が難しいと感じる。

アカバナの記事はこちらからどうぞ

イワアカバナを見た経験談

2022年8月22日、山の花を探しに、山梨県北杜市・清里周辺を訪れる。
美し森山に着いて、頂上を経由し、来た道を戻ると、アカバナに似た花が目に飛び込む。
近づいて見ると、アカバナの花で無いのは、すぐにわかったが、山に生えているアカバナの種類は多い

インターネットで「美し森山 アカバナ」を検索すると、イワアカバナの名前が多く表示される。
イワアカバナの花や葉っぱの特徴を、画像検索で確認して、判別することができた。

イワアカバナの花(イワアカバナの花)

美し森山を登っていたとき、イワアカバナの花は閉じていたが、来た道を戻ると花は開いていた。
太陽の光が当たると、イワアカバナの花は開く

イワアカバナの白色の花は、可愛いというより、とても清楚で綺麗であった
植物観察に興味が無いと、花が直径約1cmと小さいので、見逃してしまう。

イワアカバナの花(イワアカバナの花)

イワアカバナの花が点々と咲いていて、被写体に困ることは無く、撮影することができた。
しかし、美し森山を訪れている観光客から見れば、何を撮影しているのか、不思議な目で見られてしまう。
イワアカバナを観察するとき、柱頭をちゃんと確認すればよかったと、悔やまれるばかりである。

イワアカバナの花(イワアカバナの花)

イワアカバナの全体像(イワアカバナの全体像)

イワアカバナの葉(イワアカバナの葉)


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イワアカバナ(アカバナ科)花期7~9月
分布 北海道・本州・四国・九州
山地の湿り気のあるところに生える多年草。
茎は高さ15~60cmになり、毛がある。
葉は対生し、長楕円状披針形で、長さ2~8cmでギザギザがある。
茎の上部の葉腋(ようえき)に、長い子房(しぼう)のある4枚の花びらを開く。
ちなみに葉腋とは、茎や枝で、葉の付け根のすぐ上の部分をいう。
また子房とは、花のめしべの下の端(はし)のふくらんでいる部分をいい、受精すると果実になる。
果実は長さ4~8cm。
(山渓ハンディ図鑑 山に咲く花参照)


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