・カラスビシャクの花・カラスビシャクを見た経験談を紹介しています。
カラスビシャクの花を初めて見た日
カラスビシャクの花を初めて見たのは、2016年7月28日に、東京都奥多摩・御岳山で見ることができた。
(カラスビシャクの花 2023年5月6日撮影)
カラスビシャクの名前の由来
カラスビシャクの名前の由来は、仏炎苞(ぶつえんほう)をひしゃくに見立てたところから名付けられたとされている。
ちなみに仏炎苞とは、花を包む大きな苞を指し、サトイモ科に見られる特徴である。
また、別名のハンゲ(半夏)は漢方での呼び名で、球茎(きゅうけい)を吐き気止めなどの薬用にする。
ちなみに球茎とは、地下茎の1種で、でんぷんなどの養分を蓄え、球形に肥大したものをいう。
カラスビシャクの花言葉
カラスビシャクの花言葉は、「ガキ大将」・「心落ち着けて」
カラスビシャクの生えている場所
カラスビシャクの生えている場所は、自分が見た限りでは、道ばたの草むらに生えているのを確認することができた。
カラスビシャクを見た経験談
2023年4月終わりに、神奈川県川崎市中原区・江川せせらぎ遊歩道を朝散歩しているとき、道ばたにカラスビシャクが目にとまった。
その後、カラスビシャクを撮影する機会が訪れず、2023年5月6日、再び江川せせらぎ遊歩道を訪れる。
カラスビシャクの生えている場所は大まかにわかっていたが、花の色が他の草と同じ色なので、探すのに手間取ってしまう。
ウロウロして探していると、面白い形をした花が目に飛び込む。
近づいてみると、カラスビシャクの花がピンと立っているのを確認することができた。
(カラスビシャクの花 2023年5月6日撮影)
カラスビシャクの花を見ていて、日本には植物の種類は数多いが、こんな独特な形をした花があることにビックリしてしまう。
(カラスビシャクの花 2023年5月6日撮影)
カラスビシャクを含むサトイモ科の花は、独特な形をした花が数多い。
しかし、カラスビシャクに至っては、独特な形をしているのにも関わらず、見向きもされない。
(カラスビシャクの花 2023年5月6日撮影)
追い打ちをかけるように、他の草と同じ色で、草の高さが20~40cmなので、紛れてしまうと見つけるのは難しい。
さらに、雑草扱いである。
(カラスビシャクの花 2023年5月6日撮影)
カラスビシャクの花が咲いていたので、花の向きを調整しての撮影となった。
しかし、江川せせらぎ遊歩道を歩いている人に、カラスビシャクの花に目をくれる人は誰1人いなかった。
無事カラスビシャクの花を撮影することができた。
(カラスビシャクの花 2023年5月6日撮影)
(カラスビシャクの葉)
カラスビシャク(サトイモ科)花期5~8月
分布 日本全土
畑の雑草として、普通に生える多年草。
葉は1~2個根から生え、3小葉からなる。
葉の長さは5~11cmの楕円形~長楕円形で先はとがる。
葉の柄の途中と小葉の基部にむかごをつけ、これで増える。
ちなみにむかごとは、芽の一種で、多肉となり母株から離れ落ちて発芽し新植物を生じるものを指す。
緑色または帯紫色の仏炎苞に包まれた肉穂花序(にくすいかじょ)をつける。
ちなみに肉穂花序とは、穂状花序(すいじょうかじょ)の花序が多肉質になったもので、サトイモ科の植物に見られる特徴である。
また穂状花序とは、長く伸びた花だけをつける茎や枝に、柄の無い花が穂状につくものをいう。
仏炎苞は長さ5~6cmで、舷部(げんぶ)の内側には短い毛が密生する。
ちなみに舷部とは、花びらにおいて基部が細長く、先端部が幅広く広がっている場合、先端の幅広い部分をいう。
花序の付属体は長く糸状に伸び、仏炎苞の外に出て直立する。
(山渓ハンディ図鑑 野に咲く花参照)
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