・カセンソウの花・オグルマとの違いを紹介しています。
カセンソウの花を初めて見た日
カセンソウの花を初めて見たのは、2021年7月12日に、東京都八王子市・九兵衛坂(きゅうべえざか)公園で見ることができた。
(カセンソウの花 2021年8月24日撮影)
カセンソウの名前の由来
カセンソウの名前の由来は、歌仙(かせん)とは「和歌に秀でた人」という意味から、歌仙が乗った車の車輪を連想し、歌仙草(かせんそう)と名付けられた。
しかし、今の時代に歌仙と言われてもピンとこない。
ただ図鑑によっては、カセンソウの名前の由来を語源不明と、掲載されるものも見受けられる。
カセンソウの花言葉
カセンソウの花言葉は、「美しい人」
カセンソウの生えている場所
カセンソウの生えている場所は、自分が見た限りでは、日当たりのよいススキ草原に生えているのを確認することができた。
オグルマとの違い
厄介なのが、オグルマの花によく似ていて、判別に迷ってしまう。
1.生えている場所
- オグルマ 湿った場所を好み、水田や河川に生える
- カセンソウ 乾燥したススキ草原に生える
2.花びらの並び
- オグルマ 花びらが綺麗にそろっている
- カセンソウ 花びらがオグルマより不ぞろいで、やや乱れている
(参考 オグルマの花)
(カセンソウの花)
3.葉っぱの裏
- オグルマ 葉っぱの裏の脈が隆起しない
- カセンソウ 葉っぱの裏の脈が隆起している
両者の違いは、上記の3点を確認すれば、間違えることは無い。
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カセンソウを見た経験談
2021年8月24日、山の花を探しに、山梨県富士吉田市・高座山を訪れる。
ススキ草原に出て、上り坂を登ると、黄色い花が、ちらほら咲いているのが目に飛び込む。
近づいて見ると、乾いた場所に生えていることから、カセンソウの花であることがわかった。
(カセンソウの花 2021年8月24日撮影)
カセンソウの花を見て、九兵衛坂公園で枯れた状態のときは悔しい思いをする。
しかし、高座山を訪れ、花が綺麗な状態で見れたことは嬉しかった。
(カセンソウの花 20221年8月24日撮影)
カセンソウの花はパッと見て、オグルマの花によく似ている。
しかし、花びらが不ぞろいであることから、オグルマに比べて、全体的に少しよろけている印象を受けた。
(カセンソウの花 2021年8月24日撮影)
カセンソウの花は黄色で、草原に生えていることから、咲いていると目につきやすい。
カセンソウは国の絶滅危惧種に指定されていないが、地方自治体によっては絶滅危惧種に指定されている。
東京都では、自分がカセンソウを見ている限り、株数が少なく、滅多に見ることができない。
高座山のカセンソウの花が見ごろであり、花の向きを考慮して撮影することができた。
今後の宿題として、カセンソウの葉っぱの脈を撮影することである。
(カセンソウの花 2021年8月24日撮影)
(カセンソウの葉)
カセンソウ(キク科)花期7~9月
分布 北海道・本州・四国・九州
山地のススキ草原に生える。
高さは80cmほどになり、密に葉をつける。
茎は硬くて、葉はカサカサとした乾いた感触がある。
花の直径は3cmほど。
苞葉(ほうよう)があるのもよい目印となる。
ちなみに苞葉とは、つぼみを包んでいる葉をいう。
(山渓フィールドブックス 夏の野草参照)
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