
・オウギカズラの花・オウギカズラに似ている花(キランソウ・ツクバキンモンソウ)との違い・オウギカズラを見た経験談を紹介しています。
オウギカズラの花を初めて見た日
オウギカズラの花を初めて見たのは、2017年5月3日に、東京都八王子市・高尾山で見ることができた。
(オウギカズラの花 2025年5月19日撮影)
オウギカズラの名前の由来
オウギカズラの名前の由来は、まずオウギは、葉っぱの形が扇形をしているところから。
次にカズラは、花が終わるころに走出枝(そうしゅつし)を出す様子から名付けられた。
ちなみに走出枝とは、地下近くに這って伸びる茎をいう。
オウギカズラの花言葉
オウギカズラの花言葉は、「あなたを待ってます」
オウギカズラの生えている場所
オウギカズラの生えている場所は、自分が見た限りでは、山地の沢沿いや木陰に生えているのを確認することができた。
オウギカズラに似ている花
オウギカズラに似ている花との違いをまとめました。
キランソウとの違い
厄介なのが、キランソウの花に形がよく似ている。
1.花期
- キランソウ 3~5月(主に春本番)
- オウギカズラ 4~5月(主に初夏)
2.生えている場所
- キランソウ 丘陵地の林下の乾いた場所
- オウギカズラ 山地の沢沿いや木陰
3.花の色
- キランソウ 紫色
- オウギカズラ 白色で、わずかに紫色を帯びる
4.花の大きさ
- キランソウ 1cmほど
- オウギカズラ 2.5cmほど
(参考 キランソウの花)
(オウギカズラの花)
両者の違いは、上記の4点を確認すれば、間違えることは無い。
キランソウの記事はこちらからどうぞ
・キランソウの花・キランソウに似ている花との違いを紹介しています。 キランソウの花を初めて見た日 キランソウの…
ツクバキンモンソウとの違い
厄介なのが、ツクバキンモンソウの花に似ていて、判別が難しいと感じる。
1.生えている場所
- ツクバキンモンソウ 山地の乾いた場所
- オウギカズラ 山地の沢沿いや木陰の湿り気のある場所
2.花の色
- ツクバキンモンソウ 白色
- オウギカズラ 白色で、わずかに紫色を帯びる
3.花の大きさ
- ツクバキンモンソウ 1.1~1.3cm
- オウギカズラ 2.5cm
(参考 ツクバキンモンソウの花)
(オウギカズラの花)
4.葉っぱの形
- ツクバキンモンソウ 葉っぱの脈が紫色
- オウギカズラ 心形で、長さ2~5cm、縁に粗い波状のギザギザがある
(参考 ツクバキンモンソウの葉)
(オウギカズラの葉)
両者の違いは、上記の4点を確認すれば、間違えることは無い。
ツクバキンモンソウの記事はこちらからどうぞ
・ツクバキンモンソウの花を紹介しています。 ツクバキンモンソウの花を初めて見た日 ツクバキンモンソウの花を初め…
オウギカズラを見た経験談
2025年5月19日、スズムシソウの花を目当てに、東京都八王子市・小仏城山を訪れる。
小仏城山に向かう途中、日影林道と逆沢作業道分岐点近くに、白色の花が目に入った。
近づいてみると、オウギカズラの花が咲いているのを確認することができた。
(オウギカズラの花 2025年5月19日撮影)
オウギカズラの花は遠くから見ると、白色に見えてしまう。
しかし、近づいてみると、わずかに紫色を帯びている。
(オウギカズラの花 2025年5月19日撮影)
オウギカズラの花の大きさは2.5cmと小さく、図鑑やインターネットで特徴を知らないと、見逃してしまう。
しかし、オウギカズラの花の特徴を知ると、可愛く面白い形をしている。
(オウギカズラの花 2025年5月19日撮影)
オウギカズラの葉っぱは心形で、縁が波状で粗いギザギザがある。
しかし、オウギカズラの葉っぱの名前の由来である「扇の形に似ているか?」と言われると、微妙な気がしてしまう。
(オウギカズラの葉)
ちなみにオウギカズラは、初夏の高尾山を歩いていれば、普通に見ることができる。
しかし、オウギカズラは生えている環境が少ないことから、地方自治体によっては絶滅危惧種に指定。
高尾山のオウギカズラの花は終わりを迎えていたが、残り花がわずかにあり、何とか撮影することができた。
(オウギカズラの花 2025年5月19日撮影)
オウギカズラ(シソ科)花期4~5月
分布 本州・四国・九州
山地の木陰に生える多年草。
花をつける茎は高さ8~20cm。
葉は対生し、柄がある。
上部の葉腋(ようえき)に、淡い紫色の唇形花(しんけいか)を数個対生してつける。
ちなみに葉腋とは、茎や枝で、葉の付け根のすぐ上の部分をいう。
また唇形花とは、花びらが2つに分かれ、唇(くちびる)のような形をした花をいう。
(山渓ハンディ図鑑 山に咲く花参照)
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