・シハイスミレの花・シハイスミレに似ている花との違いを紹介しています。
シハイスミレの花を初めて見た日
シハイスミレの花を初めて見たのは、2018年4月7日に、東京都羽村市で見ることができた。
(シハイスミレの花 2021年3月22日撮影)
シハイスミレの名前の由来
シハイスミレの名前の由来は、漢字表記は「紫背菫(しはいすみれ)」で、葉っぱは立つ傾向であり、葉っぱの裏が紫色であることから名付けられた。
シハイスミレの花言葉
シハイスミレの花言葉は、「小さな幸せ」
シハイスミレの生えている場所
シハイスミレの生えている場所は、自分が見た限りでは、日当たりのよい丘陵地の林下に生えているのを確認することができた。
シハイスミレに似ている花
シハイスミレに似ている花との違いをまとめました。
ヒナスミレとの違い
厄介なのが、ヒナスミレの花に似ていて、判別が難しいと感じる。
1.花の側弁・毛の有無
- ヒナスミレ 有毛
- シハイスミレ 無毛
2.花の色
- ヒナスミレ 淡い紅色~淡い紅紫色
- シハイスミレ 淡い紅紫色~濃い紅紫色
(参考 ヒナスミレの花)
(シハイスミレの花)
3.葉っぱの形
- ヒナスミレ 三角状卵形で、光沢が無い
- シハイスミレ 三角状狭卵形で、やや光沢がある
(参考 ヒナスミレの葉)
(シハイスミレの葉)
両者の違いは、上記の3点を確認すれば、間違えることは無い。
ヒナスミレの記事はこちらからどうぞ
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マキノスミレとの違い
厄介なのが、マキノスミレに似ていて、分布域が重なる場所では判別が難しい。
違いはまず花の色
- マキノスミレ 暗いピンク色
- シハイスミレ 濃いピンク色
(参考 マキノスミレの花)
(シハイスミレの花)
また葉っぱの形・葉裏の色にも違いがあり
- マキノスミレ 長い披針形・葉裏はわずかに紫色を帯びる
- シハイスミレ 長い卵形・葉裏は紫色を帯びる
(参考 マキノスミレの葉)
(シハイスミレの葉)
両者の違いは、上記の2点を確認すれば、間違えることは無い。
マキノスミレの記事はこちらからどうぞ
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シハイスミレを見た経験談
2021年3月22日、川崎市でソメイヨシノの花が咲いたことから、「おそらくシハイスミレの花が咲いている」と読んで、再び東京都羽村市を訪れる。
羽村市に着いて、少し歩くと、雨が本降りに近いほど降ってきた。
雨のなか登山道を登り、シハイスミレの生えている場所に着くと、やはり読み通り、シハイスミレの花が雨に濡れて咲いていた。
(シハイスミレの花 2021年3月22日撮影)
シハイスミレの濃い紫色の花は、ふっくらしていて、女性的であることから、サクラスミレと並び、「スミレの女王」といっても過言で無い。
(シハイスミレの花 2021年3月22日撮影)
シハイスミレの葉っぱは、いろんなスミレの葉っぱを見ているが、個人的にスミレらしからぬ葉っぱであると感じる。
(シハイスミレの葉)
ちなみにシハイスミレは西日本に多いスミレで、東日本で見ることは珍しい。
シハイスミレの花がたくさん咲いていて、被写体を選ぶのに迷うほどであり、雨のなか貸し切り状態で撮影することができた。
しかし、自宅に帰宅して被写体を見ると、暗い被写体ばかりで、ガッカリしてしまう。
またシハイスミレの紫色の花を撮影して、現地で紫色の花を表現するのは難しいと感じる。
今後の宿題としては、シハイスミレの明るい被写体を撮影することである。
(シハイスミレの花 2021年3月22日撮影)
シハイスミレ(スミレ科)花期3~5月
分布 本州・四国・九州
日当たりのよい山の道ばたなどに生える。
葉の形は三角状になる。
葉に白い斑(ふ)が出るものも多い。
花や葉の形は、地域や個体によって変化が多い。
スミレ科では牧野富太郎が日本人として、初めて名をつけた記念すべき種である。
高さは10cmほどで、葉に光沢があるのが特徴。
(山渓フィールドブックス 春の野草参照)
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