・ヤクシソウの花・アキノノゲシとの違い・ヤクシソウを見た経験談を紹介しています。
ヤクシソウの花を初めて見た日
ヤクシソウの花を初めて見たのは、2016年11月3日に、神奈川県川崎市中原区・中原区市民健康の森で見ることができた。
(ヤクシソウの花 2021年9月16日撮影)
ヤクシソウの名前の由来
ヤクシソウの名前の由来は、薬師堂のそばで見つけられた説、根の葉っぱが薬師如来の光背(こうはい)に似ている説、薬用にされたからと諸説あるが、実際のところ不明である。
ちなみに光背とは、仏像の後ろにつける光明をかたどった飾りをいう。
しかし、今の時代に光背と言われてもイメージがわかない。
別名 チチクサ・ウサギノチチ
ヤクシソウの花言葉
ヤクシソウの花言葉は、「にぎやか」・「不信感」
ヤクシソウの生えている場所
ヤクシソウの生えている場所は、自分が見た限りでは、日当たりのよい場所や林下の日差しが入る場所に生えているのを確認することができた。
アキノノゲシとの違い
厄介なのが、アキノノゲシの花に似ていて、判別が難しいと感じる。
1.花の色
- アキノノゲシ 淡い黄色
- ヤクシソウ 黄色
2.花の大きさ
- アキノノゲシ 2cm
- ヤクシソウ 1.5cm
(参考 アキノノゲシの花)
(ヤクシソウの花)
3.葉っぱの形
- アキノノゲシ 羽状に裂ける
- ヤクシソウ 長楕円形~倒卵形・縁に浅いギザギザがある
(参考 アキノノゲシの葉)
(ヤクシソウの葉)
両者の違いは、上記の3点を確認すれば、間違えることは無い。
アキノノゲシの記事はこちらからどうぞ
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ヤクシソウを見た経験談
2024年11月4日、リンドウの花を目当てに、東京都八王子市・小宮公園を訪れる。
園内・ひよどりの小道をウロウロしていると、黄色の花がたくさん咲いているのが目に入った。
近づいてみると、ヤクシソウの花が咲いているのを確認することができた。
(ヤクシソウの花 2024年11月4日撮影)
ヤクシソウの花は黄色で、大きさは1.5cmと小さいが、集まって咲く。
またヤクシソウの花が咲く晩秋は、花が極端に少なく、黄色の花が集まって咲いている姿はかなり目立つ。
(ヤクシソウの花 2024年11月4日撮影)
(ヤクシソウの全体像)
ヤクシソウの花が咲くと、山野草の花のシーズンは終わりを迎え、どこか寂しさを覚える。
(ヤクシソウの花 2024年11月4日撮影)
ヤクシソウの葉っぱは基本 長楕円形~倒卵形である。
しかし、まれに葉っぱが羽状に裂けているものをハナヤクシソウと分けることがある。
(ヤクシソウの葉)
小宮公園のヤクシソウの花はちょうど見ごろであり、咲いている向きや周囲の明るさを考慮して、撮影することができた。
(ヤクシソウの花 2024年11月4日撮影)
ヤクシソウ(キク科)花期9~12月
分布 北海道・本州・四国・九州
山岳道路の法面(のりめん)などの裸地化した場所に、いち早く侵入するパイオニア的な植物で、土壌が安定してくると絶えてしまう。
細かく枝を分け、高さは70cmほどになる。
葉は茎を抱き、葉裏は粉白色を帯びる。
葉を傷つけると、白い乳液が出るのが特徴。
花は直径1.5cmほどで、晴天のときしか開かない。
(山渓フィールドブックス 秋の野草参照)
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