
・タンキリマメの花・トキリマメとの違い・タンキリマメを見た経験談を紹介しています。
タンキリマメの花を初めて見た日
タンキリマメの花を初めて見たのは、2025年7月28日に、神奈川県鎌倉市・八坂大神近くの民家で見ることができた。
(タンキリマメの花)
タンキリマメの名前の由来
タンキリマメの名前の由来は、種子を食べると、痰(たん)を止めるという俗説から名付けられた。
タンキリマメの花言葉
タンキリマメの花言葉は、「成長」・「長寿」・「日常の幸せ」
タンキリマメの生えている場所
タンキリマメの生えている場所は、自分が見た限りでは、日当たりのよい民家の生垣に絡まって生えているのを確認することができた。
トキリマメとの違い
厄介なのが、トキリマメによく似ていて、判別が難しいと感じる。
違いは葉っぱの形・質
- トキリマメ タンキリマメより薄く、付け根が幅広く、毛が少量で、先端がとがる
- タンキリマメ 厚く、付け根がくびれていて、毛が多い
(参考 トキリマメの葉)
(タンキリマメの葉)
(参考 トキリマメの花)
(タンキリマメの花)
両者の違いは、葉っぱの形・質を確認すれば、間違えることは無い。
トキリマメの記事はこちらからどうぞ
トキリマメの花・実を紹介しています。
タンキリマメを見た経験談
タンキリマメの名前を知ったのは、2023年11月、自分が見ている花ブログである。
しかし、タンキリマメの生えている場所を知っていたにも関わらず、行く機会が訪れなかった。
2025年7月28日、「もしかしたら、タンキリマメの花が咲いているかも?」と思い、神奈川県鎌倉市・八坂大神を訪れる。
現地に着いて、八坂大神・左隣の民家の生垣をよく見ると、タンキリマメの葉っぱがたくさん目につく。
葉っぱの裏側をのぞき込むと、タンキリマメの花が咲いているのを確認することができた。
(タンキリマメの花)
(タンキリマメの葉)
タンキリマメの花を初めて見たとき、「トキリマメの花によく似ている」と思ってしまう。
(タンキリマメの花)
タンキリマメの花は黄色であるが、花の大きさが9mmと小さく、目を凝らさないと、見つからない。
またタンキリマメは、パッと見て地味であることから、名前や特徴を知らないと、見逃してしまう。
(タンキリマメの花)
タンキリマメの果実のさやは赤褐色で、割れると、黒色の小さい実が2個入っている。
ちなみにタンキリマメの実は、トキリマメの実によく似ている。
(タンキリマメの実)
タンキリマメは、自分が見た限りでは、トキリマメより株数が少ない。
またタンキリマメは神奈川県では、珍しい植物である。
タンキリマメの花は咲き始めであり、咲いているものを選んで、撮影することができた。
ただタンキリマメの花を撮影していたとき、気温が35度を達していて、周囲の人から「こんな猛暑で何を撮影しているのか?」と怪しい目で見られてしまう。
(タンキリマメの花)
タンキリマメ(マメ科)花期7~9月
分布 本州(関東地方以西)・四国・九州・沖縄
つる性植物で、つるは2mになる。
葉は3小葉からなり、小葉は菱形倒卵形~広い倒卵形、頂小葉は長さ3~6cm、両面に黄色い腺点があり、脈上に軟らかい毛がたくさん生える。
ちなみに小葉とは、複数で構成されている小さい葉をいう。
また腺点とは、葉っぱや茎の表面に見られる粒状のもので、多くは匂いを持つ物質や粘液などを分泌する。
托葉(たくよう)は赤褐色で、狭い卵形で先がとがる。
ちなみに托葉とは、葉の柄の基部付近にある葉の部分をいう。
茎にも軟らかい毛がたくさん生える。
花は葉腋(ようえき)から伸びた5~20個の花序がつき、蝶形花(ちょうけいか)で、萼(がく)は軟らかい毛と腺点があり、深く切れ込む。
ちなみに葉腋とは、茎や枝で、葉の付け根のすぐ上の部分をいう。
また蝶形花とは、チョウの形に似た花をいう。
さらに萼とは、雄しべと雌しべを囲んでいるものが二重になっていて、外側にあるものをいう。
果実は1.2~1.3cmの楕円形で、2~4mmの柄がある。
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