ブタナの花を初めて見たのは、2020年4月26日で、
場所は川崎市多摩区の生田緑地で見ることができた。

ブタナは無意識には見ていたが、ちゃんと植物観察を意識して見たことは無かった。
生育環境は自分が見た限りでは、日当たりのよい道ばたに至るところに生えている。
帰化植物であるからか、繁殖力がすさまじい。

ブタナの花はタンポポと同じキク科の仲間であるからか、花が似ていて綺麗であるが、
植物名の「ブタナ」と考えるとあまりにも可哀そうな印象を受けてしまう。
ブタナの茎もどことなくひょろっとしている。

自分の所有している図鑑の花期よりブタナの花は、初夏の手前で花が咲きだして、
秋の半ばまで花が咲き続けている。

初めて植物観察をしていると、同じ仲間のコウゾリナと混同して迷ってしまうこともある。
花の付き方がブタナとコウゾリナは似ている。
違いはコウゾリナには茎に葉がついているが、ブタナには茎に葉がつかない。

 ブタナの花ブタナの花(上の2点ともブタナの花 2020年4月26日撮影)

ブタナの根生葉(ブタナの根生葉)

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ブタナ(キク科)花期6~9月
ヨーロッパ原産
ヨーロッパ原産の多年草。
北海道や東北などでは一面に群生している場所もある。
日本には昭和の初めに入ってきて瞬く間に広がった。
牧場や空き地・原野などに生え、高さは60cmほどになる。
根生する葉の中心から何本もの花茎を伸ばし、直径が4cmほどの花を咲かせる。
花茎には葉がつかない。
総苞片は外側のものほど小さい。
名前はフランスでブタのサラダという俗名で呼ばれていたことから由来する。
花言葉は「最後の恋」
(山渓フィールドブックス 夏の野草参照)