ヤブタビラコの花を初めて見たのは、2018年4月13日で、
場所は神奈川県藤沢市の新林公園で見ることができた。

ヤブタビラコの生育環境は、植物名に「ヤブ」と記載されているだけあって、
樹林帯の下に群生して生えているのを植物観察をしていて確認している。

同じ仲間のオニタビラコと花の付き方が似ていて、最初は判別するのに迷ってしまう。
オニタビラコの場合は生育環境が日当たりのよい所に生えていて、ヤブタビラコより草丈が高い。
ヤブタビラコの場合は上記のとおり樹林帯の下に生えている。
植物観察に慣れてくると花の雰囲気で違いなどが分かるようになってくる。

自分の所有している図鑑では5月から花が咲きだす記載になっているが、
ヤブタビラコの花は4月の半ばには咲き出している。
花の色が黄色で直径8mmほどなので、植物観察をしていると花が可愛く見える。

2020年4月29日に川崎市中原区の中原区市民健康の森を散策しているときに、
ヤブタビラコの花がたくさん咲いていて、まさか自宅近くに咲いているのには驚いてしまった。
同じ場所を何回も歩いているが、見落としてしまうことも多々ある。
ヤブタビラコの花をコンパクトデジタルカメラで撮影したが、
ヤブタビラコの花の細かい部分まで撮影できなかったのが心残りであった。

 ヤブタビラコの花(ヤブタビラコの花 2020年4月29日撮影)

ヤブタビラコの葉(ヤブタビラコの葉)

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ヤブタビラコ(キク科)花期5~7月
分布 北海道・本州・四国・九州
人家近くの林のふちや田のあぜに生える高さ20~40cmの2年草。
コオニタビラコに似ているが、やや軟毛が多く、
根生葉がやや立ち上がる。
全体にやわらかく、茎は斜上したり、
倒れたりする。
根生葉は長さ5~15cm、幅1.5~3cmあり、
頭大羽状に深裂する。
茎葉は小さい。
頭花は黄色で直径約8mm。
総苞は円筒形。
内片は7~8個あり、外片は鱗片状。
花が終わると頭花は下向きになり、総苞はふくれて卵球形になる。
花言葉は「秘かな楽しみ」
(山渓ハンディ図鑑 野に咲く花参照)