フラサバソウの花

フラサバソウの花フラサバソウに似ている花(イヌノフグリオオイヌノフグリコゴメイヌノフグリタチイヌノフグリ)との違いフラサバソウを見た経験談を紹介しています。

フラサバソウの花を初めて見た日

フラサバソウの花を初めて見たのは、2018年3月15日に、神奈川県川崎市中原区・井田3丁目の道ばたで見ることができた。

フラサバソウの花(フラサバソウの花 2025年3月10日撮影)

フラサバソウの名前の由来

フラサバソウの名前の由来は、1937年に奥山春季が長崎で採集された標本を発見し、フランスの植物学者フランシェ、サヴァチェを記念して名付けられた

フラサバソウの花言葉

フラサバソウの花言葉は、「一見こわもて」・「信頼」・「私はあなたに心を捧げる」

フラサバソウの生えている場所

フラサバソウの生えている場所は、自分が見た限りでは、道ばた畑のふちに群生しているのを確認することができた。

フラサバソウに似ている花

フラサバソウに似ている花との違いをまとめました。

イヌノフグリとの違い

厄介なのが、イヌノフグリの花によく似ていて、判別が難しいと感じる。

1.花の色

  • イヌノフグリ ピンク色
  • フラサバソウ 淡い青色

イヌノフグリの花(参考 イヌノフグリの花)

フラサバソウの花(フラサバソウの花)

2.毛の量

  • イヌノフグリ 植物全体にまばらに短い毛がある
  • フラサバソウ 植物全体にビッシリ長い毛に覆われている

両者の違いは、上記の2点を確認すれば、間違えることは無い。

イヌノフグリの記事はこちらからどうぞ

オオイヌノフグリとの違い

厄介なのが、オオイヌノフグリの花に似ていて、判別が少し難しい。

違いは花の大きさ

  • オオイヌノフグリ 直径7~10mm
  • フラサバソウ 直径5mm

オオイヌノフグリの花(参考 オオイヌノフグリの花)

フラサバソウの花(フラサバソウの花)

両者の違いは、花の大きさを確認すれば、間違えることは無い。

オオイヌノフグリの記事はこちらからどうぞ

コゴメイヌノフグリとの違い

厄介なのが、コゴメイヌノフグリの花に少し似ている。

1.花の色

  • コゴメイヌノフグリ 白色
  • フラサバソウ 淡い青色

2.花の大きさ

  • コゴメイヌノフグリ 直径6~7mm
  • フラサバソウ 直径5mm

コゴメイヌノフグリの花(参考 コゴメイヌノフグリの花)

フラサバソウの花(フラサバソウの花)

両者の違いは、上記の2点を確認すれば、間違えることは無い。

コゴメイヌノフグリの記事はこちらからどうぞ

タチイヌノフグリとの違い

厄介なのが、タチイヌノフグリの花によく似ていて、判別が難しいと感じる。

1.花期

  • タチイヌノフグリ 4~6月(春本番がメイン)
  • フラサバソウ 2~5月(早春がメイン)

2.花の色

  • タチイヌノフグリ 濃い青色
  • フラサバソウ 淡い青色

3.生え方

  • タチイヌノフグリ 直立して生える
  • フラサバソウ 地面に這って、横に広がって生える

タチイヌノフグリの花(参考 タチイヌノフグリの花)

フラサバソウの花(フラサバソウの花)

両者の違いは、上記の3点を確認すれば、間違えることは無い。

タチイヌノフグリの記事はこちらからどうぞ

フラサバソウを見た経験談

2025年3月10日、春の花を探しに、神奈川県川崎市多摩区・生田緑地を訪れる。
緑地内・とんもり谷戸の畑付近をウロウロしていると、畑のふちイヌノフグリに似た花が目にとまる。
近づいてみると、フラサバソウの花が咲いているのを確認することができた。

フラサバソウの花(フラサバソウの花 2025年3月10日撮影)

まずビックリしたのは、とんもり谷戸の畑10回以上通っているが、フラサバソウの花が見えなかったのは、自分の目が節穴と言わざる得なかった。
しかし、フラサバソウの花の大きさ直径5mm小さすぎることから、名前や特徴を知らないと、見逃してしまう。

フラサバソウの花(フラサバソウの花 2025年3月10日撮影)

ただフラサバソウの花の特徴を知ると、可愛い花だなぁ~という印象を受ける。

フラサバソウの花(フラサバソウの花 2025年3月10日撮影)

ちなみにフラサバソウを含めたイヌノフグリ類の花は、天気が晴れたときのみ開く

フラサバソウの花(フラサバソウの花 2025年3月10日撮影)

フラサバソウの名前の由来は、植物学者から来ているが、植物学者2人の名前が色濃く反映されているのは面白いと感じる。

生田緑地のフラサバソウの花は見ごろを迎え、咲いている向きを考慮して、撮影することができた。
しかし、フラサバソウを撮影するとき、花の大きさが5mmと小さすぎることから、一眼レフカメラの標準レンズではピントが合わず、マクロレンズを使用したほうが撮影しやすい

今後の宿題として、フラサバソウの白花を撮影することである。

フラサバソウの花(フラサバソウの花 2025年3月10日撮影)

フラサバソウの葉(フラサバソウの葉)


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フラサバソウ(ゴマノハグサ科 APG分類ではオオバコ科)花期2~5月
ユーラシア原産
ユーラシア原産の2年草で、畑や道ばたなどに生える。
茎は下部で枝分かれして横に広がり、先端はやや直立する。
茎の基部には花のころまで子葉(しよう)が残る。
ちなみに子葉とは、種子から芽を出した植物の初めに出る葉っぱをいう。
葉はほとんど互生し、長さ0.7~1cm・幅0.8~1.2cmの広楕円形で、2~4個のギザギザがある。
上部の葉腋(ようえき)から、葉と同じぐらいの長さの柄を出して、淡青紫色の花を1個つける。
ちなみに葉腋とは、茎や枝で、葉の付け根のすぐ上の部分をいう。
(山渓ハンディ図鑑 野に咲く花参照)


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