
・ハチジョウナの花・ハチジョウナを見た経験談を紹介しています。
ハチジョウナの花を初めて見た日
ハチジョウナの花を初めて見たのは、2025年7月20日に、神奈川県三浦市・毘沙門海岸で見ることができた。
(ハチジョウナの花)
ハチジョウナの名前の由来
ハチジョウナの名前の由来は、八丈島原産と間違えられて名付けられたが、北海道~九州まで分布する。
ハチジョウナの生えている場所
ハチジョウナの生えている場所は、自分が見た限りでは、海岸の砂浜に群生しているのを確認することができた。
ハチジョウナを見た経験談
2025年7月20日、ハマナタマメの花を目当てに、神奈川県三浦市・毘沙門海岸を訪れる。
ハマナタマメの花を見ることができたので、海岸の砂浜を歩いていると、タンポポに似た黄色い花が点々と咲いている。
近づいてみると、ハチジョウナの花であることがわかった。
(ハチジョウナの花)
ハチジョウナの花は、パッと見て、ノゲシの花によく似ている。
しかし、ハチジョウナは海岸に生えていて、総苞(そうほう)に綿毛が生えている。
ちなみに総苞とは、花全体を基部で包む、うろこ状の集まりをいう。
(ハチジョウナの花)
ハチジョウナの花は黄色で、直径4cmと小さく、可愛い印象を受ける。
またハチジョウナの黄色の花は、夏によく似合う。
(ハチジョウナの花)
ハチジョウナの黄色の花が咲き出すと、海辺に夏が来たことを実感する。
(ハチジョウナの花)
ハチジョウナの茎の高さは1mぐらいで、黄色の小さい花とはアンバランスに見えてしまう。
しかし、ハチジョウナの茎の高さは1mあることから、黄色の花がたくさん咲いている姿は見ごたえがある。
(ハチジョウナの全体像)
ハチジョウナの葉っぱは互生し、長さ10~20cm・幅2~5cmの長楕円状披針形~狭い楕円形で、縁に欠刻状の歯牙(しが)がある。
ちなみに欠刻とは、葉っぱの縁に鋭い切れ込みが入ること。
また歯牙とは、葉っぱの縁にあるギザギザの切れ込みの突端が葉先に傾かず、山形となっているもの。
ハチジョウナの葉っぱの基部は、やや丸く張り出して茎を抱き、表面は粉白を帯びる。
自分がハチジョウナの葉っぱを見たとき、ノゲシやオニノゲシに比べて、「縁が丸まっているなぁ~」と言うのが率直な感想である。
(ハチジョウナの葉)
ちなみにハチジョウナは、神奈川県では三浦半島のみと分布域が狭く、海岸にしか生えていないことから、県の絶滅危惧Ⅱ類(2020年現在)に指定。
しかし、自分がハチジョウナの群生している姿を見ていると、貴重な植物とは思えない。
ハチジョウナの花は咲き始めであり、咲いているものを選んで、撮影することができた。
今後の宿題として、ハチジョウナの総苞を撮影することである。
(ハチジョウナの花)
ハチジョウナ(キク科)花期7~10月
分布 北海道・本州・四国・九州
茎の上部で枝を分け、直径4cmほどの鮮やかな花を咲かせる。
花は7月ごろから咲き出し、秋まで咲き続く。
花が終わると、白色の冠毛が目立つ実になり、耳かき棒についている綿毛のようで愛らしい。
ちなみに冠毛とは、タンポポやアザミなどの果実の上端に生じる毛状の突起をいう。
(山渓フィールドブックス 夏の野草参照)
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