・ホウチャクソウの花・ワニグチソウとの違いを紹介しています。
ホウチャクソウの花を初めて見た日
ホウチャクソウの花を初めて見たのは、2016年4月12日に、神奈川県川崎市中原区・井田平台公園で見ることができた。
(ホウチャクソウの花 2021年4月9日)
ホウチャクソウの名前の由来
ホウチャクソウの名前の由来は、宝ちゃくとは、お寺や五重の塔などの屋根の四隅(よすみ)に吊るして飾りとする風鈴のことで、花の形が似ていることから名付けられた。
今の時代に「宝ちゃく」と言われても、イメージが湧かない。
ホウチャクソウの花言葉
ホウチャクソウの花言葉は、「あなたを離さない」
ホウチャクソウの生えている場所
ホウチャクソウの生えている場所は、自分が見た限りでは、林の下に群生して生えているのを確認することができた。
ワニグチソウとの違い
厄介なのが、ワニグチソウに似ていて、植物観察を始めたとき、判別に迷ってしまう。
1.花の付き方
- ワニグチソウ 苞(ほう)に包まれて咲く
- ホウチャクソウ 苞が無い
ちなみに苞とは、花の根もとにつく小形の葉っぱをいう。
(参考 ワニグチソウの花)
(ホウチャクソウの花)
2.葉っぱの形
- ワニグチソウ 丸まっている
- ホウチャクソウ 細く先がとがっている
(参考 ワニグチソウの葉)
(ホウチャクソウの葉)
3.花の咲く時期
- ワニグチソウ 初夏
- ホウチャクソウ 春本番
両者の違いは、上記の3点を確認すれば、間違えることは無い。
ワニグチソウの記事はこちらからどうぞ
ワニグチソウの花を紹介しています。
ホウチャクソウを見た経験談
2021年4月9日、花散策を目当てに、神奈川県藤沢市・新林(しんばやし)公園を訪れる。
園内を入って、林の中の山道を登ろうとすると、薄い緑色の細長い花が、ぶら下がっていた。
近づいてみると、ホウチャクソウの花が咲き始めであった。
(ホウチャクソウの花 2021年4月9日撮影)
ホウチャクソウの花は薄い緑色をしていて、葉っぱと同じ色であることから、植物観察に関心が無いと見逃してしまう。
(ホウチャクソウの花 2021年4月9日撮影)
ホウチャクソウの花の形は、昔の風鈴に似た形をしていて、最初に名前を考えた人は、ユーモアであることに感心させられる。
ホウチャクソウの花が咲き始めであり、花付きのよいものを選んで、撮影することができた。
今後の宿題として、ホウチャクソウの葉っぱがピンボケであったため、被写体をハッキリ撮影することである。
(ホウチャクソウの花 2021年4月9日撮影)
ホウチャクソウ(ユリ科 APG分類ではイヌサフラン科)花期4~5月
分布 北海道・本州・四国・九州
山地や丘陵地の林下に生えているが、植林されたスギ林の下に多い。
どちらかというと、薄暗い環境を好む。
高さは60cmほどになり、上部で枝分かれして、1~3個の花をぶら下げる。
秋には丸くて藍色の実をつける。
(山渓フィールドブックス 春の野草参照)
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