ジュウニヒトエの花を初めて見た日

ジュウニヒトエの花を初めて見たのは、2016年4月8日で、場所は神奈川県川崎市中原区の中原区市民健康の森で見ることができた。

ジュウニヒトエの名前の由来

ジュウニヒトエの名前の由来は、平安時代中期の女性の着物の十二単(じゅうにひとえ)から名付けられたとされている。
ただ今の時代に十二単と言われても頭の中ではイメージがわかないが、ジュウニヒトエの花の名前を最初に考えた人はユーモアだと感心させられる。

ジュウニヒトエの生えている場所

ジュウニヒトエの生えている場所は、自分が見た限りでは、日が少し差す林の下に群生とまではいかないが、たくさん生えているのを確認することができた。

ジュウニヒトエを見た経験談

2021年3月30日にヤマブキソウの花が咲いているかも知れないと思い、東京都八王子市の片倉城跡公園を訪れた。
目的の花のヤマブキソウは咲いていたので、公園内の林を散策していると、斜面に白色の花が固まって咲いているのが目に飛び込んできた。
近づいて見ると、ジュウニヒトエの花が咲き始めであった。

ジュウニヒトエの花は春本番になれば、丘陵地でごく普通に見ることができる。
ジュウニヒトエは花の名前以上に、白色の花がたくさん固まって咲いている姿が綺麗だと感じる。
またジュウニヒトエは全体が毛に覆われていて、フサフサしているのが特徴である。

ジュウニヒトエの仲間のキランソウ属は花のつき方が似たものが多く、植物観察を始めたときは判別に迷ってしまう。
ただキランソウ属で、標高の低い丘陵地に白色の花が咲いていればジュウニヒトエで間違いない。

咲き始めのジュウニヒトエの花をカメラで撮影しやすい角度を考えて撮影した。
無事ジュウニヒトエの花を撮影することができた。

ジュウニヒトエの花(ジュウニヒトエの花 2021年3月30日撮影)

ジュウニヒトエの葉(ジュウニヒトエの葉)


スポンサーリンク

ジュウニヒトエ(シソ科)花期4~5月
分布 本州・四国
植物のなかでは優雅な名前のひとつである。
手入れの行き届いた雑木林の下や、土が崩れているような日当たりのよい土手などに生える。
花は穂状につき、下から上に咲いていく。
高さは20㎝ほどになる。
大きな株になると何本もの花茎を立てる。
園芸種のアジュガを同名で呼ぶことがある。
花言葉は「強い結びつき」

(山渓フィールドブックス 春の野草参照)