・キバナノアツモリソウの花・キバナノアツモリソウを見た経験談を紹介しています。
キバナノアツモリソウの花を初めて見た日
キバナノアツモリソウの花を初めて見たのは、2022年6月18日に、長野県で見ることができた。
(キバナノアツモリソウの花)
キバナノアツモリソウの名前の由来
キバナノアツモリソウの名前の由来は、まずアツモリソウについては、袋状の花びら・唇弁(しんべん)を平安時代末期の武将・平敦盛が矢を避けるためにつけていた母衣(ほろ)の形に似ているところから名付けられたとされている。
ちなみに唇弁とはくちびる状の花びらを指し、ラン科に多く見られる特徴である。
キバナ(黄花)と名前の頭に表記されているのは、黄色のアツモリソウであるところからと考えられる。
ただ同じ仲間のアツモリソウとは花の色や形が全く異なる。
キバナノアツモリソウの生えている場所
キバナノアツモリソウの生えている場所は、自分が見た限りでは、亜高山(標高2000m)前後の高原で群生して生えているのを確認することができた。
キバナノアツモリソウを見た経験談
2022年6月18日、山の花を探しに、長野県の山を訪れる。
山頂付近の山小屋近くをウロウロしていると、姿勢をかがんで、撮影している人がいた。
何を撮影しているのか伺うと、「ネット(網)越しにキバナノアツモリソウの花が咲いている」と教わる。
ネット越しを見ると、キバナノアツモリソウの花がたくさん咲いているのを確認することができた。
(キバナノアツモリソウの花)
キバナノアツモリソウの花を初めて見たとき、図鑑やインターネットの写真を見ていると大きい花だと思っていたが、実際にはかなり小さかった。
またキバナノアツモリソウの花は独特な形をしていて、口をポッカリ開けたような感じで、面白い花だと感じた。
ただキバナノアツモリソウは非常に珍しい花なので、盗掘の対象となっている。
盗掘自体は犯罪なので、絶対にしてはいけない。
山の花は山で見るものである。
キバナノアツモリソウの花を見ることができて、憧れの花が意外な形で見られたことは嬉しかった。
ただ被写体がピンボケであったのが悔やまれるところであった。
今後もキバナノアツモリソウが生き残れることを願うばかりであった。
無事キバナノアツモリソウの花を撮影することができた。
(キバナノアツモリソウの花)
(キバナノアツモリソウの葉)
キバナノアツモリソウ(ラン科)花期6~7月
分布 本州(中部地方・男鹿半島)
絶滅危惧Ⅱ類(VU)
亜高山帯の草原や海辺の草原に生える。
個体数は多くないが、ときに大群落となる。
根の茎が横に伸びて、茎のところどころから芽を出すので、条件がよいと密生状態になる。
高さは20cmほどになる。
葉が1枚のうちは花がつかず、2枚になって、はじめて花を咲かせる。
花は1個だけつき、口がぽっかり開いたような唇弁がよく目立つ。
唇弁の模様は株ごとに微妙に違い、海岸型は色がやや淡い傾向がある。
(山渓フィールドブックス 春の野草参照)
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