・サガミランの花・マヤランとの違い・サガミランを見た経験談を紹介しています。
サガミランの花を初めて見た日
サガミランの花を初めて見たのは、2016年7月18日に、東京都武蔵野市・井の頭公園で見ることができた。
(サガミランの花 2024年8月29日撮影)
サガミランの名前の由来
サガミランの名前の由来は、関東平野南部で最初に確認されたことから名付けられた。
以前マヤランの別名がサガミランであったため、サガミランモドキの名前であった。
しかし、マヤランとは明らかに別種のため、サガミランの名前が定着する。
サガミランの生えている場所
サガミランの生えている場所は、自分が見た限りでは、丘陵地の林下に生えているのを確認することができた。
マヤランとの違い
厄介なのが、マヤランに花の形がよく似ている。
違いは花の色
- マヤラン 花の中央部が紫色
- サガミラン 花全体が白色
(参考 マヤランの花)
(サガミランの花)
両者の違いは、花の色を確認すれば、間違えることは無い。
マヤランの記事はこちらからどうぞ
マヤランの花を紹介しています。
サガミランを見た経験談
2024年8月29日、サガミランの花を目当てに、東京都八王子市・長池公園を訪れる。
サガミランの花がある場所をウロウロ探すが、なかなか見つけることができない。
1度ベンチで休み、もう1回サガミランの花のある場所に向かうと、先客のおじ様が撮影していた。
もしかしてと思い、おじ様に「サガミランの花ありますか?」と伺うと、足元スレスレの場所にサガミランの花が咲いていた。
(サガミランの花 2024年8月29日撮影)
サガミランの花は全体が白色で、形が独特であることから、山野草愛好家に人気があるのがよくわかる。
(サガミランの花 2024年8月29日撮影)
サガミランの花は、マヤランの花より、少し小さめである。
(サガミランの花 2024年8月29日撮影)
おじ様と会話で「サガミランは毎年同じような場所に生え、環境の変化で、花の開き方などが変わる」ことを教わる。
ちなみにサガミランは、葉っぱが無い。
サガミランはマヤランに比べ、株数はかなり少ない。
上記のことから、国の絶滅危惧種に指定。
サガミランの花は見ごろを迎え、咲いている向きを考慮して、撮影することができた。
しかし、サガミランの花は白色であることから、撮影するとき、ピントをハッキリ合わせるのに一苦労である。
(サガミランの花 2024年8月29日撮影)
サガミラン(ラン科)花期6~10月
分布 本州(関東地方南部)
絶滅危惧IB類(EN)
草の高さ5~30cm。
花は茎の上に2~5個つき、緑色を帯びた乳白色。
苞(ほう)は三角形。
ちなみに苞とは、花の根元につく小形の葉をいう。
萼片(がくへん)は倒披針形で開き、長さ20mm・幅5mm。
側花弁は長楕円形、蕊柱(ずいちゅう)を囲み、長さ15mm。
ちなみに蕊柱とは、唇弁の上に白く伸びている棒状のもので、雄しべと雌しべが合体したものをいう。
唇弁(しんべん)は卵形、長さ15mm。
ちなみに唇弁とは、くちびる状の花びらを指し、ラン科に多く見られる特徴である。
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