オランダフウロの花

オランダフウロの花アメリカフウロとの違いオランダフウロを見た経験談を紹介しています。

オランダフウロの花を初めて見た日

オランダフウロの花を初めて見たのは、2021年7月26日に、東京都町田市・大戸緑地で見ることができた。

オランダフウロの花(オランダフウロの花 2021年7月26日撮影)

オランダフウロの名前の由来

オランダフウロの名前の由来は、まずフウロソウ」について、漢字表記は「風露草」と書き、周囲を木々で囲んだ草刈り場を「風露路」と呼ぶ。
フウロソウは草刈り場、つまり風露路に生える草という意味で名付けられた。

次に「オランダ」については、オランダから渡来したものと考えられる。

オランダフウロの花言葉

オランダフウロの花言葉は、「変わらぬ信頼」・「誰か私に気づいて」

オランダフウロの生えている場所

オランダフウロの生えている場所は、自分が見た限りでは、草むらの斜面畑の隅に群生しているのを確認することができた。

アメリカフウロとの違い

厄介なのが、アメリカフウロの花に似ていて、判別が少し難しい。

1.花の色

  • アメリカフウロ 淡いピンク色~白色
  • オランダフウロ 濃いピンク色

アメリカフウロの花(参考 アメリカフウロの花)

オランダフウロの花(オランダフウロの花)

2.葉っぱの形

  • アメリカフウロ 円形で、基部まで5~7つに裂ける
  • オランダフウロ 2回羽状複葉で、縁はギザギザしている

ちなみに羽状複葉とは、小さい葉っぱが左右に羽状に並んでいるものをいう。

アメリカフウロの葉(参考 アメリカフウロの葉)

オランダフウロの葉(オランダフウロの葉)

両者の違いは、上記の2点を確認すれば、間違えることは無い。

アメリカフウロの記事はこちらからどうぞ

オランダフウロを見た経験談

2024年2月1日、ヒメウズの花を目当てに、神奈川県相模原市緑区・雄龍籠山(おたつごやま)を訪れる。
途中、川尻周辺を通過していたとき、畑の隅にピンク色の小さな花がちらほら咲いている。
よく見ると、オランダフウロの花が開いているのを確認することができた。

オランダフウロの花(オランダフウロの花 2024年2月1日撮影)

オランダフウロの花は、直径8mmであることから、名前や特徴を知らないと見逃してしまう。
しかし、オランダフウロの存在を知ると、濃いピンク色の花なので、周囲に点々と咲いていることにビックリする。

オランダフウロの花(オランダフウロの花 2024年2月1日撮影)

ただオランダフウロの濃いピンク色の花は、直径8mmと小さいことから、可愛い印象を受ける。

オランダフウロの花(オランダフウロの花 2024年2月1日撮影)

図鑑・『帰化&外来植物見分け方マニュアル950種』によると、オランダフウロの花期4~8月と掲載されている。
しかし、オランダフウロの花は2月に開いていることから、1年中咲いているものと思われる。

自分はオランダフウロを、相模原市緑区・川尻東京都町田市・大戸緑地周辺でしか見たことが無い。
ちなみにオランダフウロは、繁殖力が強く、雑草扱いである。

オランダフウロの花2月上旬であるにも関わらず、点々と咲いていて、被写体を選ぶのに迷うほどであった。

オランダフウロの花(オランダフウロの花 2024年2月1日撮影)


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オランダフウロ(フウロソウ科)花期4~8月
地中海沿岸原産
花びらは濃いピンクで、それぞれの間に大きな隙間がある。
葯(やく)は朱色。
ちなみにとは、雄しべの先の花粉が入った袋をいう。
葉は羽状複葉で、小葉は3~6対。
日本では、本州から九州の道ばたで見られる。
発生は局所的だが、生息地での個体数は多め。
カフェインを生産する薬草で、高い止血作用をもつ。
子宮出血や外傷の際の止血薬として、20世紀前半では大活躍した。
江戸時代末期に渡来し、その後は園芸種として、栽培されたという。
オランダフウロは変異が多いことでも有名で、変異したものには「ツノミオランダフウロ」や「ジャコウオランダフウロ」がある。
(帰化&外来植物見分け方マニュアル950種 秀和システム著参照)


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