
・ソナレマツムシソウの花・マツムシソウとの違い・ソナレマツムシソウを見た経験談を紹介しています。
ソナレマツムシソウの花を初めて見た日
ソナレマツムシソウの花を初めて見たのは、2019年11月4日に、三浦半島で見ることができた。
(ソナレマツムシソウの花 2025年10月26日撮影)
ソナレマツムシソウの名前の由来
ソナレマツムシソウの名前の由来は、まずソナレは、海岸の環境に適応していることを指す。
次にマツムシソウは、マツムシの鳴く頃に花が咲くから、また実の形が巡礼の持つ松虫鉦(まつむしがね)に似ているところから名付けられた。
ソナレマツムシソウの学名 リットラリスは、「海浜生の」と言う意味。
ソナレマツムシソウの花言葉
ソナレマツムシソウの花言葉は、「不幸な恋」・「恵まれぬ恋」・「私はすべてを失った」・「悲しみの花嫁」・「風情」・「健気」
ソナレマツムシソウの生えている場所
ソナレマツムシソウの生えている場所は、自分が見た限りでは、海岸の草原に生えているのを確認することができた。
マツムシソウとの違い
厄介なのが、マツムシソウによく似ていて、判別が難しいと感じる。
1.生えている場所
- マツムシソウ 山地の草原
- ソナレマツムシソウ 海岸の草原
2.草の高さ
- マツムシソウ 60~90cm
- ソナレマツムシソウ 10~25cm
3.葉っぱの質
- マツムシソウ 葉っぱの両面・ふちに毛がある
- ソナレマツムシソウ 葉っぱは厚くて、光沢がある
(参考 マツムシソウの葉)
(ソナレマツムシソウの葉)
(参考 マツムシソウの花)
(ソナレマツムシソウの花)
両者の違いは、上記の3点を確認すれば、間違えることは無い。
マツムシソウの記事はこちらからどうぞ
マツムシソウの花・マツムシソウを見た経験談を紹介しています。
ソナレマツムシソウを見た経験談
2025年10月26日、ハマゼリの花を目当てに、神奈川県横須賀市・観音崎公園を訪れる。
ハマゼリの花を見ることができたので、観音崎自然博物館に足を運ぶ。
博物館入口の花壇付近を通ると、淡い紫色の花がたくさん咲いているのが目に入った。
よく見ると、ソナレマツムシソウの花が咲いているのを確認することができた。

(ソナレマツムシソウの花 2025年10月26日撮影)
ソナレマツムシソウの花は、マツムシソウの花によく似ていて、花だけでは見分けがつかない。
ただ両者の葉っぱの特徴は、明らかに違う。
(ソナレマツムシソウの花 2025年10月26日撮影)
ソナレマツムシソウの花は淡い紫色で、大きさは4cmあり、単体で咲いていても目につく。
またソナレマツムシソウの花が群落で咲いている姿は、見ごたえがあって、圧巻の一言である。
(ソナレマツムシソウの花の群落)
ソナレマツムシソウの花は真夏(8月)から咲き始め、晩秋(11月)まで咲いていて、花期はかなり長い。
晩秋の花が極端に少ない時期に、ソナレマツムシソウの淡い紫色の花は、よく目立つ。
(ソナレマツムシソウの花 2025年10月26日撮影)
ちなみにソナレマツムシソウは、分布域がかなり狭く、関東地方の海岸(房総半島・三浦半島)にしか生えていない。
上記のことから、個体数が少ないことも重なり、国の絶滅危惧種に指定。
観音崎自然博物館のソナレマツムシソウは植えられているものであるが、花はたくさん咲いていて、被写体を選ぶのに迷うほどであった。
今後の宿題として、自生のソナレマツムシソウを撮影することである。
(ソナレマツムシソウの花 2025年10月26日撮影)
ソナレマツムシソウ(マツムシソウ科 APG分類ではスイカズラ科)花期8~11月
分布 本州(関東地方)
絶滅危惧Ⅱ類(VU)
山地に生えるマツムシソウが海岸に進出して変形したものである。
海岸の岩場や風当たりの強い海辺の草原に生える。
(山渓フィールドブックス 秋の野草参照)
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