ソナレマツムシソウの花を初めて見たのは、2019年11月4日で、場所は三浦半島で見ることができた。
マツムシソウと聞くと、標高1000m以上の高原に花が咲いている印象が強い。
ソナレマツムシソウは海岸の草付きの草原斜面に生えている。
マツムシソウと比較して、葉が厚くて光沢があるのが特徴である.
また草丈も20cmとかなり低い。
ただソナレマツムシソウは神奈川県では絶滅危惧ⅠB類に区分されている。
やはり自分がソナレマツムシソウを探したときは、生育環境を頭に入れて、
探した結果ソナレマツムシソウの株が2株しか無かった。
なんとかソナレマツムシソウの花が咲いていたので、花を撮影することができた。
(ソナレマツムシソウの花 2019年11月4日撮影)
(ソナレマツムシソウの葉)
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ソナレマツムシソウ(マツムシソウ科 APG分類ではスイカズラ科)
花期8~11月
分布 本州(関東地方)
学名のリットラリスとは、海浜生のという意味。
山地に生えるマツムシソウが海岸に進出して変形したものである。
草丈が20cmほどと低く、葉が厚くて光沢があるのが特徴。
海岸の岩場や風当たりの強い海辺の草原に生える。
分布が比較的狭い地域に限られ、確認されているのは房総半島と三浦半島だけである。
個体数は少なく群落とはならない。
花期が長い傾向があり、花は夏から咲きだして11月頃まで咲いている。
(山渓フィールドブックス 秋の野草参照)