・スミレサイシンの花を紹介しています。
スミレサイシンの花を初めて見た日
スミレサイシンの花を初めて見たのは、2023年5月9日に、群馬県みなかみ町谷川岳・一ノ倉沢林道で見ることができた。
(スミレサイシンの花)
スミレサイシンの名前の由来
スミレサイシンの名前の由来は、葉っぱがウマノスズクサ科のウスバサイシンに似ているところから名付けられたとされている。
また、太くて長い地下の茎をすりおろして、食用にすることから、トロロスミレと呼ぶ地方もある。
スミレサイシンの生えている場所
スミレサイシンの生えている場所は、自分が見た限りでは、多雪地の林の下に生えているのを確認することができた。
ナガバノスミレサイシンとの違い
厄介なのが、名前が被っているナガバノスミレサイシンがあり、花が似ていて、判別に迷ってしまう。
違いはまず分布域で、ナガバノスミレサイシンは太平洋側に生えているのに対して、スミレサイシンは日本海側に生える。
また、葉っぱの形にも違いがあり、ナガバノスミレサイシンは長い三角形であるのに対して、スミレサイシンは心形である。
(参考 ナガバノスミレサイシンの葉)
(スミレサイシンの葉)
両者の違いは、分布域が被ることが無いので、判別することは容易である。
ナガバノスミレサイシンの記事はこちらからどうぞ
スミレサイシンを見た経験談
2023年5月9日、日本海側の花を目当てに、群馬県みなかみ町谷川岳・一ノ倉沢林道を訪れる。
林道の林下を歩いていると、少し大きめのスミレの花が目に入った。
近づいてみると、葉っぱは少し閉じ気味であり、心形であるから、スミレサイシンの花であることがわかった。
(スミレサイシンの花)
スミレサイシンの花を初めて見たとき、やはりナガバノスミレサイシンに花がよく似ている。
しかし、葉っぱの形をよく見ると、明らかに違った。
(スミレサイシンの花)
スミレサイシンの花は、ナガバノスミレサイシンの花に比べて、少し小さく感じた。
(スミレサイシンの花)
自分の住んでいる神奈川県は、ナガバノスミレサイシンを普通に見ることができるが、日本海側に住んでいる人からすれば、スミレサイシンは普通に見られるスミレであると思った。
(スミレサイシンの花)
スミレサイシンの名前の由来で、葉っぱがウスバサイシンに似ていると図鑑に掲載されているが、ウスバサイシンを見たことが無いので未確認である。
スミレサイシンの花を見ることは、日本海側の花を見る憧れの1つであったので、いろんな意味で時間がかかった分、本当に嬉しかった。
無事スミレサイシンの花を撮影することができた。
(スミレサイシンの花)
スミレサイシン(スミレ科)花期4~6月
分布 北海道(日本海側)・本州(日本海側)・四国
日本海側の多雪山地に生える大形のスミレで、高さが15cmほどになる。
ワサビによく似た太い根があり、これを叩いて食べる地方もある。
北海道から山口県まで分布しているが、例外的に四国にもわずかに分布している。
(山渓フィールドブックス 春の野草参照)
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