ツルギキョウの花

ツルギキョウの花ツルギキョウに似ている花(ツルニンジンバアソブ)との違いツルギキョウを見た経験談を紹介しています。

ツルギキョウの花を初めて見た日

ツルギキョウの花を初めて見たのは、2024年10月24日に、東京都八王子市・高尾山で見ることができた。

ツルギキョウの花(ツルギキョウの花)

ツルギキョウの名前の由来

ツルギキョウの名前の由来は、花の感じがキキョウに似て、蔓(つる)になることから名付けられた。

ツルギキョウの生えている場所

ツルギキョウの生えている場所は、自分が見た限りでは、山地の林下に他の植物に絡まって、生えているのを確認することができた。

ツルギキョウに似ている花

ツルギキョウに似ている花との違いをまとめました。

ツルニンジンとの違い

厄介なのが、ツルニンジンの花に似ていて、判別が難しいと感じる。

1.花の大きさ

  • ツルニンジン 2.5~3.5cm
  • ツルギキョウ 1.2cm

ツルニンジンの花(参考 ツルニンジンの花)

ツルギキョウの花(ツルギキョウの花)

2.葉っぱの形

  • ツルニンジン 長い卵形
  • ツルギキョウ ハート形

ツルニンジンの葉(参考 ツルニンジンの葉)

ツルギキョウの葉(ツルギキョウの葉)

両者の違いは、上記の2点を確認すれば、間違えることは無い。

ツルニンジンの記事はこちらからどうぞ

バアソブとの違い

厄介なのが、バアソブの花に似ていて、判別が難しいと感じる。

1.花期

  • バアソブ 夏(7~8月)
  • ツルギキョウ 秋(8~10月)

2.花の大きさ

  • バアソブ 2~2.5cm
  • ツルギキョウ 1.2cm

バアソブの花(参考 バアソブの花)

ツルギキョウの花(ツルギキョウの花)

3.葉っぱの形

  • バアソブ 卵形~卵状楕円形
  • ツルギキョウ ハート形

バアソブの葉(参考 バアソブの葉)

ツルギキョウの葉(ツルギキョウの葉)

両者の違いは、花期を確認すれば、間違えることは無い。

バアソブの記事はこちらからどうぞ

ツルギキョウを見た経験談

2024年10月24日、ツルギキョウの花を目当てに、東京都八王子市・高尾山を訪れる。

蛇滝遊歩道(蛇滝手前車止め~霞台園地手前)を歩いていると、林下に白色の花がぶら下がって咲いているのが目に飛び込む。
よく見ると、ツルギキョウの花が咲いているのを確認することができた。

ツルギキョウの花(ツルギキョウの花)

ツルギキョウの花を初めて見たとき、ツルニンジンの花に比べて、小さいと感じた
またツルギキョウの花の大きさ1.2cmと小さく、気をつけて探さないと、見つけることができない。

ツルギキョウの花(ツルギキョウの花)

ツルギキョウの花白色がメインであるが、下から見ると、濃い赤色で、見事なコントラストである。

ツルギキョウの花(ツルギキョウの花)

ツルギキョウを高尾山で見たとき、1か所に集中して茂って生えていた
ちなみに高尾山では2020年に入ってから、ツルギキョウ・ツルニンジン・ツルリンドウをつる三兄弟の呼び名で親しまれている。

ツルギキョウは名前のとおり、つる性植物で、他の植物に絡まっていることが多い。
しかし、キキョウの花に似ているか?と言われると、難しいところである。

ツルギキョウは株数が非常に少なく、国の絶滅危惧種に指定されている。

ツルギキョウの花は本来9月にピークを迎えるが、温暖化の影響で、10月終わりになっても2輪ほど咲いていて、残りは緑色・赤色の実を熟していた。

ツルギキョウの実(ツルギキョウの実)

ツルギキョウの花は終わりを迎えていて、下向きに咲くことから、撮影するのに手こづってしまう。

ツルギキョウの花(ツルギキョウの花)


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ツルギキョウ(キキョウ科)花期8~10月
分布 本州(関東地方以西)・四国・九州
絶滅危惧Ⅱ類 (VU)
山地に生えるが個体数が少なく、出会う機会が少ない。
茎は無毛で軟らかい。
他の蔓(つる)植物に比べると、蔓の巻き方が散漫で、周りにあるものに寄り掛かるような伸び方をする。
花が終わると、1cmほどの丸い果実がなり、赤紫色に熟す。
(山渓フィールドブックス 秋の野草参照)


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