
・アマドコロの花・アマドコロに似ている花(チゴユリ・ナルコユリ・ホウチャクソウ)との違い・アマドコロを見た経験談を紹介しています。
アマドコロの花を初めて見た日
アマドコロの花を初めて見たのは、2019年5月5日に、埼玉県さいたま市桜区・田島ヶ原で見ることができた。
(アマドコロの花 2025年4月29日撮影)
アマドコロの名前の由来
アマドコロの名前の由来は、黄白色の太い根茎がヤマノイモ科のオニドコロに似ていて、甘くて食用になることから名付けられた。
アマドコロの花言葉
アマドコロの花言葉は、「元気を出して」・「心の痛みが分かる人」・「小さな思い出」
アマドコロの生えている場所
アマドコロの生えている場所は、自分が見た限りでは、日当たりのよい草地に生えているのを確認することができた。
アマドコロに似ている花
アマドコロに似ている花との違いをまとめました。
チゴユリとの違い
厄介なのが、チゴユリの花に少し似ている。
1.生えている場所
- チゴユリ 丘陵地や山地の林下
- アマドコロ 日当たりのよい草地
2.草の高さ
- チゴユリ 20~35cm
- アマドコロ 30~60cm
(参考 チゴユリの全体像)
(アマドコロの全体像)
3.花の形
両者の花の形をよく見ると、明らかに違う。
(参考 チゴユリの花)
(アマドコロの花)
両者の違いは、上記の3点を確認すれば、間違えることは無い。
チゴユリの記事はこちらからどうぞ
チゴユリの花・ホウチャクソウとの違い・チゴユリを見た経験談を紹介しています。
ナルコユリとの違い
厄介なのが、ナルコユリによく似ていて、判別が難しいと感じる。
1.生えている場所
- ナルコユリ 丘陵地の林下
- アマドコロ 日当たりのよい草地
2.茎の形
- ナルコユリ 丸い
- アマドコロ 角ばっている
3.葉っぱの形
- ナルコユリ やや細長く、披針形~狭い披針形
- アマドコロ 長楕円形~狭い楕円形
(参考 ナルコユリの葉)
(アマドコロの葉)
(参考 ナルコユリの花)
(アマドコロの花)
両者の違いは、上記の3点を確認すれば、間違えることは無い。
ナルコユリの記事はこちらからどうぞ
ナルコユリの花・ホウチャクソウとの違い・ナルコユリを見た経験談を紹介しています。
ホウチャクソウとの違い
厄介なのが、ホウチャクソウの花に少し似ている。
1.生えている場所
- ホウチャクソウ 丘陵地の林下
- アマドコロ 日当たりのよい草地
2.枝分かれの有無
- ホウチャクソウ 茎の上部で枝分かれする
- アマドコロ 枝分かれしない
3.花の付き方
- ホウチャクソウ 茎の先端に花が付く
- アマドコロ 茎の途中にたくさん付く
(参考 ホウチャクソウの花)
(アマドコロの花)
両者の違いは、上記の3点を確認すれば、間違えることは無い。
ホウチャクソウの記事はこちらからどうぞ
ホウチャクソウの花・ワニグチソウとの違いを紹介しています。
アマドコロを見た経験談
2025年4月29日、チョウジソウ・レンリソウの花を目当てに、埼玉県さいたま市桜区・田島ヶ原を訪れる。
田島ヶ原をウロウロしていると、草むらに紛れて、淡い緑色の花が弓なりに咲いている。
よく見ると、アマドコロの花を確認することができた。
(アマドコロの花 2025年4月29日撮影)
アマドコロの草の高さは60cm前後で、図鑑やインターネットの写真を見ると、高く見えてしまう。
しかし、田島ヶ原のアマドコロは30cm前後と低い。
(アマドコロの全体像)
アマドコロの花は淡い緑色で、周囲の草むらと似た色であることから、花の特徴を知らないと、見逃してしまう。
しかし、アマドコロの花の特徴を知ると、弓なりに並んで咲いている姿は立派。
(アマドコロの花 2025年4月29日撮影)
アマドコロの淡い緑色の花が咲くと、初夏の入口に差し掛かったことを実感する。
(アマドコロの花 2025年4月29日撮影)
ちなみにアマドコロに似ている花は、初夏前後に咲くことが多く、植物観察初心者にとって、判別に頭を悩ませてしまう。
上記の理由から、判別するとき、生えている場所や葉っぱの特徴などを確認することに尽きる。
田島ヶ原のアマドコロの花は見ごろを迎え、花が草むらに紛れて咲いていることから、撮影に苦労してしまう。
(アマドコロの花 2025年4月29日撮影)
アマドコロ(ユリ科 APG分類ではキジカクシ科)花期4~5月
分布 北海道・本州・四国・九州
海岸付近の原野から山地の草原まで、生育地の幅が広い。
高さは60cmほどになる。
葉の付け根に筒状の花を1~2個ずつ吊り下げる。
花は白色だが、筒の先端部分が緑色になる。
果実は丸く、秋に青黒く熟す。
(山渓フィールドブックス 春の野草参照)
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