ウバユリの花を初めて見たのは、2016年7月28日で、
場所は奥多摩の御岳山で見ることができた。
ウバユリの名前の由来は、花の咲いている時期に葉が枯れていることから、
「歯(葉)がない」の語呂合わせからきたといわれているが、
実際は花の咲いている時期にしっかり光沢のある葉も出ている。
ウバユリの生育環境は自分が見た限りでは、樹林帯の湿った場所に
生えているのを確認することができた。
同じ仲間のオオウバユリと似ているが、違いは最初に生育している分布地域で、
オオウバユリは日本海側に生えているのに対して、ウバユリは太平洋側に生えている。
またウバユリよりオオウバユリのほうが名前の通り、草丈や花付きがウバユリより一回り大きくて、
花付きは豪勢である。
ウバユリの花を初めて見たときに、花を撮影するのを忘れてしまい、
毎年ウバユリの花は見ていたが、撮影の機会が訪れたのは2020年7月27日で
東京都八王子市の片倉城跡公園で見ることでき、改めて無事花を撮影することができた。
(上の2点ともウバユリの花 2020年7月27日撮影)
(ウバユリの葉)
ウバユリ(ユリ科)花期7~8月
分布 本州(関東以西)・四国・九州
林縁部に生えるものは太陽にさらされる時間が長いので、葉が枯れることが多く、
樹林下に生えるものほど葉が残ることが多い。
花が咲くのは一生に1度で、花を咲かせて実を結ぶと枯れてしまう。
種子には翼がついていて風に運ばれる。
花言葉は「無垢」や「純潔」・「威厳」
(山渓フィールドブックス 夏の野草参照)