・キチジョウソウの花・ヤブランとの違いを紹介しています。
キチジョウソウの花を初めて見た日
キチジョウソウの花を初めて見たのは、2017年11月19日に、神奈川県相模原市緑区藤野・沢井地区で見ることができた。
(キチジョウソウの花 2020年11月16日撮影)
キチジョウソウの名前の由来
キチジョウソウの名前の由来は、吉事があると、開花するという伝説に由来するところから名付けられた。
キチジョウソウの花言葉
キチジョウソウの花言葉は、「吉事」・「よろこび」・「祝福」・「祝意」
キチジョウソウの生えている場所
キチジョウソウの生えている場所は、自分が見た限りでは、樹林帯の下や湿った沢沿い近くに生えているのを確認することができた。
ヤブランとの違い
厄介なのが、ヤブランの葉っぱによく似ていて、判別が少し難しいと感じる。
1.花の咲く時期
- ヤブラン 真夏
- キチジョウソウ 晩秋
2.花の形の違い
(参考 ヤブランの花)
(キチジョウソウの花)
3.葉っぱの幅の違い
- ヤブラン 全体的に均一
- キチジョウソウ 葉っぱの中央が広い
(参考 ヤブランの葉)
(キチジョウソウの葉)
両者の違いは、上記の3点を確認すれば、間違えることは無い。
ヤブランの記事はこちらからどうぞ
ヤブランの花を紹介しています。
キチジョウソウを見た経験談
2023年11月25日、キチジョウソウの花を目当てに、東京都八王子市・長沼公園を訪れる。
公園内の長沼口~殿ヶ谷の道へ向かう途中、林の下を歩く。
林下の沢沿いに差し掛かると、地面スレスレに、ピンク色の花が咲いているのが目に入る。
近づいて見ると、キチジョウソウの花が咲き始めであった。
(キチジョウソウの花 2023年11月25日撮影)
キチジョウソウの花は、ピンク色であることから、上品かつ綺麗である。
しかし、花は地面スレスレに近い場所に咲いているため、目を凝らさないと、見つけることが出来ない。
(キチジョウソウの花 2023年11月25日撮影)
キチジョウソウの花を毎回見ていると、ピンク色で目立って綺麗であるが、花のシーズンのトリを飾る花の1つで、どこか寂しく感じてしまう。
(キチジョウソウの花 2023年11月25日撮影)
またキチジョウソウの花は、名前の由来のとおり、「吉事」というぐらい、おめでたい花であることを実感する。
長沼公園のキチジョウソウの花は咲き始めであり、周囲の明るさや咲いている向きを考慮して、撮影することができた。
今後の宿題として、冬に熟す赤色の実を撮影することである。
(キチジョウソウの花 2023年11月25日撮影)
キチジョウソウ(ユリ科 APG分類ではキジカクシ科)花期9~11月
分布 本州(関東以西)・四国・九州
日陰でもよく育つことから、庭園の下草として使われる。
照葉樹林帯の林下に生え、茎は地面を這って広がる。
光沢のある線形の葉を30cmほどに伸ばす。
葉の付け根から20cmほどの花茎を伸ばし、花を密に穂状に咲かせる。
花びらの質はやや厚く6枚がそり返るが、基部は筒状になる。
内側は淡紅色。
(山渓フィールドブックス 秋の野草参照)
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