アカバナユウゲショウの花を初めて見たのは、2016年4月21日で、
場所は川崎市中原区の江川せせらぎ遊歩道で見ることができた。

アカバナユウゲショウの名前の由来は淡紅色の花を夕方開くことによる。
ただ実際のところは、最初にアカバナユウゲショウの花を見た江川せせらぎ遊歩道では
天気が晴れていれば朝9時には花が開いているのを確認している。

アカバナユウゲショウの生育環境は自分が見た限りでは、日当たりのよい道ばたや
わずかな草むらがあれば群生して生えているのを確認している。

同じ仲間のアカバナと見た目はかなり似ている。
アカバナとの違いは、アカバナは晩夏から花が咲くのに対して、
アカバナユウゲショウは春の最盛期には花が開いている。
さらにアカバナは日本の固有種に対して、アカバナユウゲショウは帰化植物である。
また植物観察をじっくりしていれば、花の形も違うので見分けをつけることもできる。

アカバナユウゲショウの花を初めて見たときに、花を撮影するのを忘れてしまい、
毎年アカバナユウゲショウの花は見ていたが、花の撮影の機会が訪れず、
撮影の機会が訪れたのは、2020年5月31日に横浜市戸塚区舞岡で
花散策をしているときに、アカバナユウゲショウの花が咲いていたので、
改めて花を撮影することができた。

アカバナユウゲショウの花アカバナユウゲショウの花(上の2点ともアカバナユウゲショウの花 2020年5月31日撮影)


アカバナユウゲショウ(アカバナ科)花期5~9月
南アメリカ原産
南アメリカ原産の多年草で、明治時代から栽培されはじめたといわれる。
現在では関東地方以西に野生化している。
茎は叢生(そうせい)して高さ20~60cmになる。
葉は互生し、長さ3~5cm、
幅1~2cmの披針形~卵状披針形で、ふちは波打ち、
波状の浅い鋸歯がある。
上部の葉腋に直径1cmの淡紅色の花をつける。
花弁はまるく、紅色の脈が目立つ。
雄しべは8個で葯は白色。
蒴果は上の方が太くて8稜が目立ち、断面は八角形。
花言葉は「臆病」
(山渓ハンディ図鑑 野に咲く花参照)