
・エンジュの花・ハリエンジュとの違い・エンジュを見た経験談を紹介しています。
エンジュの花を初めて見た日
エンジュの花を初めて見たのは、2025年7月28日に、神奈川県川崎市多摩区・生田緑地で見ることができた。
(エンジュの花)
エンジュの名前の由来
エンジュの名前の由来は、「イヌエンジュ」の古名「エニス(恵璽須)」が変化したところから名付けられた。
中国ではエンジュをファイ(槐)と呼んでいる。
エンジュの花言葉
エンジュの花言葉は、「上品」・「幸福」・「慕情」
エンジュの植えられている場所
エンジュの植えられている場所は、自分が見た限りでは、公園に植えられているのを確認することができた。
ハリエンジュとの違い
厄介なのが、ハリエンジュの花に似ていて、判別が難しいと感じる。
1.花期
- ハリエンジュ 5~6月
- エンジュ 7~8月
(参考 ハリエンジュの花)
(エンジュの花)
2.トゲの有無
- ハリエンジュ 葉っぱの基部にトゲがある
- エンジュ 無い
3.葉っぱの形
- ハリエンジュ 全体的に丸まっている
- エンジュ ハリエンジュの葉っぱに比べて、先端がとがっている
(エンジュの葉)
両者の違いは、上記の3点を確認すれば、間違えることは無い。
ハリエンジュの記事はこちらからどうぞ
ハリエンジュの花・ハリエンジュを見た経験談を紹介しています。
エンジュを見た経験談
エンジュの名前を知ったのは、自分が見ている花ブログである。
エンジュを図鑑で調べると、花期が真夏(7~8月)で、猛暑を考えると、花を見るのは早朝しかない。
エンジュが「川崎市内にあるのか?」インターネットで調べると、神奈川県川崎市多摩区・生田緑地にあることがわかる。
2024年11月、生田緑地・西口入口にエンジュの木の場所を特定して、花期に行くことにする。
2025年7月28日、「エンジュの花が咲くころ」だと思い、生田緑地を訪れる。
緑地内・エンジュの木の植えられている場所(生田緑地・西口入口)に着くと、花はピークを過ぎていたが、咲き残っていた。
(エンジュの花)
エンジュの花を初めて見たとき、ハリエンジュに比べ、「花付きがまばら」であることを現地で実感する。
(エンジュの花)
またエンジュの花は全体的に白色で、わずかに淡い緑色を帯びる。
上記の花の色であることから、清楚な雰囲気が漂う。
ただエンジュの花は見方によって、面白い形をしている。
(エンジュの花)
エンジュの葉っぱは互生で、長さ15~25cmの奇数羽状複葉。
ちなみに複葉とは、小葉(=葉身が二つ以上に分かれた葉のそれぞれ)が集まって、一まとまりになっている葉っぱをいう。
エンジュの小葉は長さ2.5~6cmの卵形で、4~7対で構成され、裏面は白色を帯び、短い毛が生える。
(エンジュの葉)
エンジュの木の高さは20mほどあり、現地で見ていて、「立派であること」を実感してしまう。
ちなみにエンジュは、中国では「縁起の良い木」とされている。
(エンジュの木の全体像)
エンジュの実は秋に熟す。
エンジュの木は緻密であることから、木工品として利用される。
生田緑地のエンジュの花は見ごろを過ぎていたが、残り花も多くあり、なんとか撮影することができた。
今後の宿題として、エンジュの樹皮・実を撮影することである。
(エンジュの花)
エンジュ(マメ科)花期7~8月
中国原産
古くから庭木や街路樹として植えられている。
樹皮は暗灰褐色で、縦に割れ目が入る。
樹皮の内側は黄色で臭気がある。
枝は緑色~暗い緑褐色。
枝先に長さ30cmの円錐花序を出し、緑白色の蝶形花(ちょうけいか)をつける。
ちなみに花序とは、花が茎または枝につく並び方。
また蝶形花とは、チョウの形に似た花をいう。
果実は豆果で、長さ4~7cmで数珠状にくびれ、肉質で裂けない。
種子は長さ7~9mm。
(山渓ハンディ図鑑 樹に咲く花 離弁花2参照)
今回の記事が参考になれば、応援クリックよろしくお願いします^^

にほんブログ村
おすすめ関連記事
・ナツフジ