ハマボウフウの花

ハマボウフウの花ボタンボウフウとの違いハマボウフウを見た経験談を紹介しています。

ハマボウフウの花を初めて見た日

ハマボウフウの花を初めて見たのは、2024年6月1日に、神奈川県藤沢市・辻堂海岸で見ることができた。

ハマボウフウの花(ハマボウフウの花)

ハマボウフウの名前の由来

ハマボウフウの名前の由来は、中国で薬用にする防風と根の効用が似ていて、海岸に生えているところから名付けられた。
ちなみに防風かぜを防ぐという意味で、風邪薬として用いる。

刺身のつまにする防風はハマボウフウの新芽で、八百屋で売っていることから、八百屋防風とも呼ぶ。

ハマボウフウの花言葉

ハマボウフウの花言葉は、「恋の芽生えた瞬間」

ハマボウフウの生えている場所

ハマボウフウの生えている場所は、自分が見た限りでは、海岸の砂地にたくさん生えているのを確認することができた。

ボタンボウフウとの違い

厄介なのが、ボタンボウフウの花に似ていて、判別が難しいと感じる。

1.草の高さ

  • ボタンボウフウ 0.6~1m
  • ハマボウフウ 0.3m

2.葉っぱの形

  • ボタンボウフウ 1~3回3出複葉で、長い柄がある
  • ハマボウフウ 1~2回3出羽状複葉で厚く、光沢がある

ちなみに複葉とは、小葉(=葉身が二つ以上に分かれた葉のそれぞれ)が集まって、一まとまりになっている葉っぱをいう。

ボタンボウフウの葉(参考 ボタンボウフウの葉)

ハマボウフウの葉(ハマボウフウの葉)

3.花期の違い

  • ボタンボウフウ 夏(7~9月)
  • ハマボウフウ 初夏(5~7月)

ボタンボウフウの花(参考 ボタンボウフウの花)

ハマボウフウの花(ハマボウフウの花)

両者の違いは、上記の3点を確認すれば、間違えることは無い。

ボタンボウフウの記事はこちらからどうぞ

ハマボウフウを見た経験談

2024年6月1日、ハマニガナの花を目当てに、神奈川県藤沢市・辻堂海岸を訪れる。
ハマニガナの花を見ることが出来たので、海岸を散策していると、白色の花がたくさん咲いているのが目にとまった。
よく見ると、ハマボウフウの花が咲いているのを確認することができた。

ハマボウフウの花(ハマボウフウの花)

ハマボウフウの群落(ハマボウフウの花の群落)

ハマボウフウの花を初めて見たとき、ボタンボウフウの花によく似ているというのが、第一印象である。
ただハマボウフウは、花全体を見ると丸い

ハマボウフウの花(ハマボウフウの花)

ハマボウフウの花は地味であることから、名前や特徴を知らないと、見過ごしてしまう。
これはハマボウフウを含めたセリ科の花に言えることである。
しかし、ハマボウフウの花が群生している光景は見ごたえがある。

ハマボウフウの花(ハマボウフウの花)

ハマボウフウの花の群落(ハマボウフウの花の群落)

ちなみにハマボウフウの新芽は、刺身のつまに食用されることで有名。
他には酢の物和え物おひたし炒め物などに調理することができる。

ハマボウフウの根は薬用として、解熱鎮痛などに利用。

ハマボウフウは海岸の開発車両の踏みつけ採取などによって、株数が減少している
上記のことから、地方自治体によっては絶滅危惧種に指定されている。

ハマボウフウの花がたくさん咲いていたので、花付きのよい株を選んで、撮影することができた。

ハマボウフウの花ハマボウフウの花(上記の2点ともハマボウフウの花)

ハマボウフウの葉(ハマボウフウの葉)


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ハマボウフウ(セリ科)花期5~7月
分布 日本全土
海岸の砂浜に生え、地中深く根を降ろす。
地上部は花のころで、20cmほどになる。
赤紫色をしているのは雄しべである。
海辺の畑では出荷用の栽培も行われている。
(山渓フィールドブックス 夏の野草参照)


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