・ハマカキランの花・ハマカキランに似ている花(エゾスズラン・カキラン)との違い・ハマカキランを見た経験談を紹介しています。
ハマカキランの花を初めて見た日
ハマカキランの花を初めて見たのは、2021年6月7日に、神奈川県で見ることができた。
(ハマカキランの花)
ハマカキランの名前の由来
ハマカキランの名前の由来は、浜辺に生えていて、カキランに似ているところから名付けられた。
ハマカキランの生えている場所
ハマカキランの生えている場所は、自分が見た限りでは、海辺近くのクロマツ林下に生えているのを確認することができた。
ハマカキランに似ている花
ハマカキランに似ている花との違いをまとめました。
エゾスズランとの違い
厄介なのが、エゾスズランによく似ていて、判別が難しいと感じる。
1.生えている場所
- エゾスズラン 山地の林下
- ハマカキラン 海岸のクロマツ林
2.花の色
- エゾスズラン 緑色
- ハマカキラン 黄緑色
(参考 エゾスズランの花)
(ハマカキランの花)
両者の違いは、上記の2点を確認すれば、間違えることは無い。
近年ではエゾスズランとハマカキランは見た目が同じであり、DNAでも区別されないことから、同一のものという研究結果がある。
エゾスズランの記事はこちらからどうぞ
エゾスズランの花・ハマカキランとの違い・エゾスズランを見た経験談を紹介しています。
カキランとの違い
厄介なのが、カキランの花に似ていて、判別が少し難しいと感じる。
1.生えている場所
- カキラン 山地の湿り気のある場所
- ハマカキラン 海辺のクロマツ林下
2花の色
- カキラン オレンジ色
- ハマカキラン 緑色
(参考 カキランの花)
(ハマカキランの花)
両者の違いは、上記の2点を確認すれば、間違えることは無い。
カキランの記事はこちらからどうぞ
カキランの花を紹介しています。
ハマカキランを見た経験談
ハマカキランの名前を知ったのは、自分が見ている花ブログであった。
ハマカキランの花が自宅近くに生えているか、インターネットで検索すると、場所が特定できたことから、ハマカキランの自生地へ向かう。
ハマカキランの自生地に着くと、珍しい花であることから、探すのに手間取る覚悟はあった。
しかし、クロマツ林の下を散策していると、早々とハマカキランの花を見つけることができた。
(ハマカキランの花)
ハマカキランの花は、本来は緑色であるが、なかには紫色や黄金色の花も確認することができた。
(ハマカキランの紫色の花)
しかし、植物観察に興味が無いと、ハマカキランの花は緑色と、下草に紛れてしまうため、見逃してしまう。
ハマカキランは普通に生息している植物ではない。
上記のことから、国の絶滅危惧種に指定されている。
ハマカキランの花を初めて見たことに、感動を覚え、被写体を20枚以上撮影してしまった。
しかし、ハマカキランの花を撮影するとき、クロマツ林にカラスが巣を作り、子育てしていることから、襲われないように注意する必要がある。
(ハマカキランの花)
(ハマカキランの葉)
ハマカキラン(ラン科)花期6~8月
分布 本州(青森県~愛知県)
絶滅危惧Ⅱ類(VU)
太平洋側の海岸のクロマツ林に生える多年草。
高さ50~70cmになり、全体に褐色の短い縮毛がある。
葉は長さ7~12cm・幅2~4cmの卵状楕円形~広披針形で、脈上とふちに短毛状の突起がある。
萼片(がくへん)と側花弁は帯黄緑色。
唇弁(しんべん)は白色~黄緑色で、赤紫色の斑紋(ふもん)がある。
ちなみに唇弁とは、くちびる状の花びらを指し、ラン科に多く見られる特徴である。
唇弁の側裂片(そくれつへん)は耳状に突き出ない。
ちなみに側裂片とは、唇弁が3つの部分に分かれている場合、唇弁の基部の両側の部分を指す。
(山渓ハンディ図鑑 野に咲く花参照)
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