・クゲヌマランの花・クゲヌマランに似ている花(ギンラン・ササバギンラン・ヤビツギンラン)との違いを紹介しています。
クゲヌマランの花を初めて見た日
クゲヌマランの花を初めて見たのは、2020年5月3日に、神奈川県川崎市多摩区・生田緑地で見ることができた。
(クゲヌマランの花 2020年5月3日撮影)
クゲヌマランの名前の由来
クゲヌマランの名前の由来は、神奈川県藤沢市・鵠沼(くげぬま)で発見されたところから名付けられた。
クゲヌマランの花言葉
クゲヌマランの花言葉は、「おとなしい貴婦人」
クゲヌマランの生えている場所
クゲヌマランの生えている場所は、自分が見た限りでは、丘陵地の雑木林の下に生えているのを確認することができた。
クゲヌマランに似ている花
クゲヌマランに似ている花との違いをまとめました。
ギンランとの違い
厄介なのが、ギンランの花によく似ていて、判別が難しいと感じる。
違いは花びら下・距(きょ・出っ張り)の有無
- ギンラン 有り
- クゲヌマラン ほぼ無い
(参考 ギンランの花)
(クゲヌマランの花)
両者の違いは、花びら・下の距の有無を確認すれば、間違えることは無い。
ギンランの記事はこちらからどうぞ
・ギンランの花・ササバギンランとの違いを紹介しています。 ギンランの花を初めて見た日 ギンランの花を初めて見た…
ササバギンランとの違い
厄介なのが、ササバギンランの花によく似ていて、判別が難しいと感じる。
違いは葉っぱの形
- ササバギンラン 狭い楕円形~披針形・笹の葉っぱに似ている
- クゲヌマラン 長楕円形・細長く、やや光沢がある
(参考 ササバギンランの葉)
(クゲヌマランの葉)
(参考 ササバギンランの花)
(クゲヌマランの花)
両者の違いは、葉っぱの形を確認すれば、間違えることは無い。
ササバギンランの記事はこちらからどうぞ
ササバギンランの花を紹介しています。
ヤビツギンランとの違い
厄介なのが、ヤビツギンランの花によく似ていて、判別が難しいと感じる。
違いは葉っぱの形
- ヤビツギンラン 長い卵形~狭い長楕円形
- クゲヌマラン 長楕円形・細長く、やや光沢がある
ちなみにヤビツギンランは、花全体に距(きょ・出っ張り)が全く無い。
(参考 ヤビツギンランの葉)
(クゲヌマランの葉)
(参考 ヤビツギンランの花)
(クゲヌマランの花)
両者の違いは、上記の2点を確認すれば、間違えることは無い。
ヤビツギンランの記事はこちらからどうぞ
ヤビツギンランの花を紹介しています。
クゲヌマランを見た経験談
2024年4月28日、クゲヌマランの花を目当てに、神奈川県川崎市多摩区・生田緑地を訪れる。
緑地内の林を歩いていて、クゲヌマランの生えている場所に到着すると、花が1株咲いているのを確認することができた。
(クゲヌマランの花 2024年4月28日撮影)
クゲヌマランの花は白色と目につくが、ギンランやササバギンランに比べて、存在が薄い。
またクゲヌマランの全体像を見ていて、どこか弱々しく感じる。
(クゲヌマランの花 2024年4月28日撮影)
クゲヌマランは2000年代のころ、珍しい植物であった。
最近はブログで、クゲヌマランの情報が多く出回っていることから、株数が多いと実感する。
それでも、クゲヌマランは日本全土で株数が少ないことから、国の絶滅危惧種に指定。
クゲヌマランは本来、海辺のクロマツ林の下に生えている。
最近では造成地や市街地近くの公園の林で見かけることが多く、「外来種ではないか?」という見方もある。
クゲヌマランの花は見ごろであり、咲いている向きを考慮して、撮影することができた。
(上記の2点ともクゲヌマランの花 2024年4月28日撮影)
クゲヌマラン(ラン科)花期4~6月
分布 北海道・本州・四国・九州
絶滅危惧Ⅱ類(VU)
草の高さ10~30cmの多年草。
葉は長楕円形で、長さ3~8cm・幅1~3cm。
先は尖り、基部は茎を抱いて無毛。
違いは唇弁基部の距が浅く突出しないこと。
ちなみに唇弁とは、くちびる状の花びらを指し、ラン科に多く見られる特徴である。
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