・イヌタヌキモの花・イヌタヌキモを見た経験談を紹介しています。
イヌタヌキモの花を初めて見た日
イヌタヌキモの花を初めて見たのは、2023年7月13日に、東京都八王子市・長池公園自然館で見ることができた。
(イヌタヌキモの花)
イヌタヌキモの名前の由来
イヌタヌキモの名前の由来は、まず「タヌキモ」について、葉っぱの形がタヌキのしっぽのように見えるところから名付けられたとされている。
次に「イヌ」について、タヌキモの葉っぱより、細く見えるところからきている。
イヌタヌキモの生えている場所
イヌタヌキモの生えている場所は、自分が見た限りでは、水辺に浮かんで、生えているのを確認することができた。
イヌタヌキモを見た経験談
2023年7月13日、ミズユキノシタの花を目当てに、東京都八王子市・長池公園自然館を訪れる。
長池公園自然館の中庭で、ミズユキノシタの花を無事に見ることができ、中庭に展示されている水生植物を見てみると、黄色の小さい花が水辺に浮かんでいた。
水辺に浮かんでいる表札に、「イヌタヌキモ」と表記されていて、イヌタヌキモの花が意外な形で見ることができた。
(イヌタヌキモの花)
イヌタヌキモの花を初めて見たとき、花が小さすぎることにビックリしてしまった(花の大きさは1cmぐらい)。
しかし、黄色の花が水辺に浮かんでいる姿は、意外と目につきやすい。
(イヌタヌキモの花)
イヌタヌキモは植物名とは裏腹に、花そのものが小さいからか、可愛いと感じる。
(イヌタヌキモの花)
イヌタヌキモを含めた「タヌキモ」は、植物名に「タヌキ」と表記されていることから、花がタヌキに似ていると思い込んでしまう。
しかし、名前の由来は、葉っぱの形からきているので、植物観察を始めたとき、どこが「タヌキに似ているの?」と首をかしげてしまう。
イヌタヌキモは普通に生えている植物では無い。
国の絶滅危惧種に指定されていて、自分がイヌタヌキモを見た東京都でも、絶滅危惧種に指定されている。
おそらく、開発によって、イヌタヌキモが生息する池や沼が減少したことが原因と考えられる。
イヌタヌキモの花が見ごろを迎えていたので、咲いている向きを考慮して撮影した。
いつか、自生のイヌタヌキモの花を撮影するのが、今後の宿題となった。
無事イヌタヌキモの花を撮影することができた。
(イヌタヌキモの花)
イヌタヌキモ(タヌキモ科)花期7~9月
分布 本州・四国・九州
準絶滅危惧(NT)
タヌキモに大変よく似た水草で、西日本のため池に多い。
タヌキモの貧弱型として、別種に分けない学者もいる。
花の季節には区別が難しいが、花はタヌキモの花より、若干小さく、水中の茎より花の茎のほうが太い。
不用意に花の茎に触れると、倒れたままになってしまう。
タヌキモとの最大の違いは殖芽(しょくが)で、イヌタヌキモは褐色で楕円形・長さは1cmほどしかない。
ちなみに殖芽とは、主に水生植物が形成する、栄養分を貯蔵した芽である。
タヌキモの殖芽は秋に形成されるが、イヌタヌキモは8月末ごろから見られる。
(山渓フィールドブックス 夏の野草参照)
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