・キケマンの花・ミヤマキケマンとの違いを紹介しています。
キケマンの花を初めて見た日
キケマンの花を初めて見たのは、2021年4月2日に、神奈川県・三浦半島で見ることができた。
(キケマンの花)
キケマンの名前の由来
キケマンの名前の由来は、花が黄色で、仏前に飾る華鬘(けまん)に似ていることから名付けられた。
ちなみに華鬘とは、仏前を荘厳(そうごん)にするために、内陣の欄間(らんま)などにかける装飾具をいい、もとはインドの風俗で、身体を装飾するために用いた花輪などが転じて、仏具になったとされる。
ただ今の時代に華鬘と聞いても、ピンとこない。
キケマンの花言葉
キケマンの花言葉は、「さびしさに耐える」
キケマンの生えている場所
キケマンの生えている場所は、自分が見た限りでは、海岸近くの林下に生えているを確認することができた。
ミヤマキケマンとの違い
厄介なのが、ミヤマキケマンの花に似ていて、判別に迷ってしまう。
違いはまず生えている場所
- ミヤマキケマン 山地の林下
- キケマン 海岸近くの林下
また草の高さ・茎の太さにも違いがあり
- ミヤマキケマン 20~45cm
- キケマン 茎がミヤマキケマンより太く、40~80cm
(参考 ミヤマキケマンの花)
(キケマンの花)
両者の違いは、上記の2点を確認すれば、間違えることは無い。
ミヤマキケマンの記事はこちらからどうぞ
ミヤマキケマンの花を紹介しています。
キケマンを見た経験談
キケマンの花を初めて見たとき、自分が見ている花ブログに、アツバスミレの花が紹介されていた。
写真の背景を頼りに、岩場などを隈なく探したが、アツバスミレの花を見つけることができなかった。
現地で海辺の植物を撮影した帰り道、林の下に見たことが無い黄色い花が目に入る。
近づいてみると、キケマンの花が見ごろを迎えていた。
(キケマンの花)
キケマンの花を初めて見たとき、海岸の林下に黄色の面白い形の花が咲いていると、ビックリしてしまう。
また花に興味が無いと、「これが花なのか?」と疑問になる。
(キケマンの花)
キケマンはミヤマキケマンより大きく、茎も太く赤みを帯びている。
キケマンの葉っぱは、粉をふったような緑白色で、フワッとして、やわらかい。
(キケマンの葉)
最初に見たキケマンの花は終わりに差し掛かっていたが、もう少し歩くと、キケマンの花が群生していて、見ごろを迎えていた。
(キケマンの花)
キケマン(ケシ科)花期3~5月
分布 本州(関東地方以西)・四国・九州・沖縄
海岸や海の近くの腐植(ふしょく)に富んだ土壌に生え、ゴミ捨て場になっているようなところでは異様に大きくなる。
春早くから咲きだし、3月の声を聞けば花をつけている。
茎や葉を傷つけると、嫌な臭いがする。
1本の花茎に20個ほどの花を咲かせる。
(山渓フィールドブックス 春の野草参照)
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