
・ナヨクサフジの花・クサフジとの違い・ナヨクサフジを見た経験談を紹介しています。
ナヨクサフジの花を初めて見た日
ナヨクサフジの花を初めて見たのは、2023年6月26日に、山梨県北杜市・清里駅近くで見ることができた。
(ナヨクサフジの花)
ナヨクサフジの名前の由来
ナヨクサフジの名前の由来は、まず「クサフジ」については、花がフジの花に似て、草の植物であることから名付けられたとされている。
次に「ナヨ」については、茎が巻きひげで、他のものに絡みつき、つる状に伸びて、なよなよしているように見えるところから由来している。
ナヨクサフジの花言葉
ナヨクサフジの花言葉は、「世渡り上手」
ナヨクサフジの生えている場所
ナヨクサフジの生えている場所は、自分が見た限りでは、道ばたの空き地に群生しているのを確認することができた。
クサフジとの違い
厄介なのが、クサフジによく似ていて、判別が難しいと感じる。
1.萼片(がくへん)の突き出しの有無
- クサフジ 萼片が柄の後ろを突き出ない
- ナヨクサフジ 萼片が柄の後ろを突き出る
ちなみに萼片とは、花の外側にある集合体をいう。
2.花の色
- クサフジ 淡い青紫色
- ナヨクサフジ 主に濃い紫色(濃淡に差がある)
(参考 クサフジの花)
(ナヨクサフジの花)
3.葉っぱの形
- クサフジ 18~24対で、細い
- ナヨクサフジ 6~12対(10対のものが多い)で、丸まっている
(参考 クサフジの葉)
(ナヨクサフジの葉)
両者の違いは、上記の3点を確認すれば、間違えることは無い。
クサフジの記事はこちらからどうぞ
クサフジの花・クサフジに似ている植物(カラスノエンドウ・ナヨクサフジ)との違い・クサフジを見た経験談を紹介しています。
ナヨクサフジを見た経験談
ナヨクサフジの名前を知ったのは、2020年5月に、自分が見ている花ブログであった。
2023年6月26日、山の花を探しに、山梨県北杜市清里を訪れる。
清里駅の市街地を抜けた空き地に、クサフジに似た花が目に飛び込む。
近づいてみると、ナヨクサフジの花がたくさん咲いているのを確認することができた。
(ナヨクサフジの花)
ナヨクサフジの花を初めて見たとき、帰化植物で、園芸で植えられている花であることは現地にいてすぐにわかった。
清里のナヨクサフジは、種が逃げて、野生化したものと考えられる。
(ナヨクサフジの花)
清里のナヨクサフジは、空き地に我が物顔して、たくさん生えていて、花も目立って咲いていた。
(ナヨクサフジの花)
同じ仲間で、名前が被っているクサフジの花と少し似ている。
クサフジは花は淡い青紫色と落ち着いているが、ナヨクサフジの花は鮮やかな紫色で、全体的にどこか荒々しく見える。
(ナヨクサフジの花)
ナヨクサフジは繁殖力がとても強く、清里や多摩川の河原では、大群落で花が咲いていて、あまりにも異様な光景でビックリしてしまった。
ナヨクサフジの花がたくさん咲いていたので、被写体を選ぶのに迷うほどであった。
無事ナヨクサフジの花を撮影することができた。
(ナヨクサフジの花)
(ナヨクサフジの葉)
ナヨクサフジ(マメ科)花期4~7月
ヨーロッパ原産
飼料や緑肥として、栽培されている。
1943年に熊本県の天草島での帰化が報告され、現在では本州~沖縄県にかけて道ばたや河川敷に見られる。
全体が無毛または伏した毛が散生する。
茎はよく枝分かれして、他のものにまとわりついて広がり、長さ2mほどになる。
葉は狭楕円形の小さい葉が10対ほどつく羽状複葉で、1番上の部分は巻きひげとなる。
基部には、やや不規則な形状をした托葉(たくよう)があって互生する。
ちなみに托葉とは、葉の柄の基部付近にある葉の部分をいう。
葉腋(ようえき)に花序を立て、長さ1.5cmほどの紫色の蝶形花(ちょうけいか)を1方向に穂状につける。
ちなみに葉腋とは、茎や枝で、葉の付け根のすぐ上の部分をいう。
また、蝶形花とは虫のチョウに似た花をいう。
萼筒(がくとう)はほぼ無毛で、柄が下側につく。
ちなみに萼筒とは、花の萼の下部にある筒状の部分を指す。
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