ノダケの花を初めて見たのは、2016年10月2日で、
場所は高尾山系の景信山で見ることができた。

ノダケの名前の由来であるが、自分の所有している図鑑やインターネットで調べたが
全く記載がされていない。

ノダケの生育環境は自分が見た限りでは、樹林帯の湿った場所に
生えているのを確認することができた。

自分の所有している図鑑ではノダケの花は緑色のものが多いと記載されているが、
実際に植物観察をしていて、ノダケの花は茶色のものしか見たことがない。
またセリ科の花は白色の花が多く、地味であり判別するのが難しい分類であるが、
ノダケの花は茶色で、平地や低山に生えているセリ科の茶色の花はノダケしかないので間違えることはない。

ノダケの花を初めて見たときに、花を撮影するのを忘れてしまい、
その後なかなか撮影することが出来ず、機会が訪れたのは2020年7月27日で、
場所は東京都八王子市の片倉城跡公園で見ることができ、ノダケの花が図鑑に記載されている
花の咲く時期よりフライングするかのように早く咲き始め、無事撮影することができた。

ノダケの花ノダケの花(上の2点ともノダケの花 2020年7月27日撮影)

ノダケの葉(ノダケの葉)

ノダケ(セリ科)花期9~11月
分布 本州(関東以西)・四国・九州
茎は紫色を帯びるものが多い。
秋の草原で咲くセリ科の仲間では最も地味な花を咲かせ、
満開の状態でも咲いているのかつぼみなのかわからない。
葉の付け根が袋のようにふくらむ特徴がある。
花も最初は茎の先端の袋に包まれていて、
中から花柄が伸びだすと袋は付け根に垂れ下がる。
茎が緑色の株は花も緑色で、紫色を帯びる株は花も紫色となる。
高さ1mほどになる。
花言葉は「静かな情熱」
(山渓フィールドブックス 秋の野草参照)