・オオハンゲの花・オオハンゲに似ている花(カラスビシャク・ムサシアブミ)との違い・オオハンゲを見た経験談を紹介しています。
オオハンゲの花を初めて見た日
オオハンゲの花を初めて見たのは、2023年9月10日に、東京都小平市・東京都薬用植物園で見ることができた。
(オオハンゲの花)
オオハンゲの名前の由来
オオハンゲの名前の由来は、同じ仲間のカラスビシャク(ハンゲ)に似て、大型であるところから名付けられた。
別名 ハンゲは漢方薬名で、ハンゲショウのハンゲと同じ意味である。
オオハンゲの花言葉
オオハンゲの花言葉は、「壮大な」・「秘めた情熱」
オオハンゲの生えている場所
オオハンゲの生えている場所は、自分が見た限りでは、林の下にたくさん生えているのを確認することができた。
オオハンゲに似ている花
オオハンゲに似ている花との違いをまとめました。
カラスビシャクとの違い
厄介なのが、同じ仲間のカラスビシャクの花によく似ていて、判別が難しいと感じる。
まず生えている場所
- カラスビシャク 日当たりのよい道ばたや畑
- オオハンゲ 林の下
また花の大きさにも違いがあり
- カラスビシャク 20~40cm
- オオハンゲ 20~50cm
(参考 カラスビシャクの花)
(オオハンゲの花)
両者の違いは、花の大きさが明らかに違うので、判別は容易である。
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ムサシアブミとの違い
厄介なのが、同じ仲間のムサシアブミの葉っぱによく似ているが、花の形は明らかに違う。
まず葉っぱの大きさ
- ムサシアブミ 小葉の長さ 8~20cm・幅 4~10cm・3小葉
- オオハンゲ 葉っぱの長さ 8~20cm・幅 3.5~12cm・3つに深く裂ける
(参考 ムサシアブミの葉)
(オオハンゲの葉)
また花の形も明らかに違っていて
(参考 ムサシアブミの花)
(オオハンゲの花)
両者の違いは、花の形をしっかり確認すれば、間違えることは無い。
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ムサシアブミを見た経験談
2023年9月10日、足のケガが思わしく無く、山に行くことができず、東京都小平市・東京都薬用植物園を訪れる。
園内の林の下を歩いていると、カラスビシャクに似た大きい花が目に飛び込む。
近づいてみると、説明板に「オオハンゲ」と表記されていたので、オオハンゲの花であることがわかった。
(オオハンゲの花)
オオハンゲの花を初めて見たとき、パッと見て、カラスビシャクの花より大きいと感じた。
植物観察を行うとき、カラスビシャクの花は小さいので、ウロウロして探さないと見つからない。
しかし、オオハンゲの花は奇妙な形で大きく目立つので、見つけやすい。
(オオハンゲの花)
オオハンゲの花は、花に興味が無いと、「これが花なのか?」と首をかしげてしまう。
これはオオハンゲを含む、サトイモ科の花に言えることである。
(オオハンゲの花)
オオハンゲの葉っぱは、カラスビシャクの葉っぱより大きいこと、3つに深く裂ける特徴であることから、花同様に目立つ。
(オオハンゲの葉)
オオハンゲの分布は本州・中部地方以西であるが、最近は地球温暖化の影響で、関東地方でも種が逃げ出して、帰化したものが存在する。
またオオハンゲは国の絶滅危惧種に指定されていないが、地方自治体によっては絶滅危惧種に指定されている。
東京都薬用植物園のオオハンゲの花は、林の下にたくさん咲いていたので、花付きのよい株を選んで撮影することができた。
今後の宿題として、自生のオオハンゲの花を撮影することである。
(オオハンゲの花)
オオハンゲ(サトイモ科)花期6~8月
分布 本州(岐阜・福井県以西)・四国・九州(奄美大島まで)
常緑林の林内に生える多年草。
カラスビシャクに似ているが、全体に大きく、葉は3深裂する単葉で、むかごをつけない。
ちなみに単葉とは、1枚で構成されている葉をいう。
またむかごとは、芽の一種で、多肉となり母株から離れ落ちて発芽し新植物を生じるものを指す。
葉の裂片(れつへん)は広卵形~狭卵形。
ちなみに裂片とは、いくつかの裂け目が入る葉をいう。
花の茎は高さ20~50cmになり、葉とほぼ同じ高さ。
(山渓ハンディ図鑑 野に咲く花参照)
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