
・チゴユリの花・ホウチャクソウとの違い・チゴユリを見た経験談を紹介しています。
チゴユリの花を初めて見た日
チゴユリの花を初めて見たのは、2016年4月24日に、東京都八王子市・片倉城跡公園で見ることができた。
(チゴユリの花 2021年4月6日撮影)
チゴユリの名前の由来
チゴユリの名前の由来は、小さくて可憐な花を稚児(ちご)に見立てたところから名付けられた。
ちなみに稚児とは、寺社にいる法衣を着た子どもを指す。
チゴユリの花言葉
チゴユリの花言葉は、「恥ずかしがりや」・「私の小さな手をいつも握って」
チゴユリの生えている場所
チゴユリの生えている場所は、自分が見た限りでは、丘陵地の林下に群生しているのを確認することができた。
ホウチャクソウとの違い
厄介なのが、ホウチャクソウの花に似ていて、判別が少し難しい。
1.花びらの先端
- ホウチャクソウ 丸まって閉じている
- チゴユリ 先端がとがって、開いている
(参考 ホウチャクソウの花)
(チゴユリの花)
2.草の高さ
- ホウチャクソウ 30~60cm
- チゴユリ 20~35cm
両者の違いは、上記の2点を確認すれば、間違えることは無い。
ホウチャクソウの記事はこちらからどうぞ
ホウチャクソウの花・ワニグチソウとの違いを紹介しています。
チゴユリを見た経験談
2024年4月11日、春の花を探しに、埼玉県入間市・加治丘陵を訪れる。
加治丘陵の林下を歩いていると、足元に白色の花が下向きに咲いているのが目に入った。
近づいて、下からのぞき込むと、チゴユリの花が咲いているのを確認することができた。
(チゴユリの花 2024年4月11日撮影)
チゴユリの花は白色であり、大きさが2cmと小さいことから、名前の由来どおり、可愛い印象を受ける。
またチゴユリの白色の花は、春本番~初夏手前に咲くので、よく似合う。
(チゴユリの花 2024年4月11日撮影)
チゴユリの花が咲くと、春本番であることを実感する。
(チゴユリの花 2024年4月11日撮影)
チゴユリの花は下向きに咲くが、まれに上向きに咲くものもあり、「違う花か?」と思ってしまう。
(上向きに咲くチゴユリの花)
ちなみにチゴユリに似ている花は春に咲くものが多く、植物観察初心者にとって、判別に頭を悩ませる。
ただ花びらの先端がとがって、開くものはチゴユリだけなので、判別がしやすい。
チゴユリは群生していることが多く、春の丘陵地の林下で、普通に見ることができる。
またチゴユリは群生していることから、白色の花がたくさん咲いている光景は目につきやすい。
チゴユリは原則・茎が枝分かれしない。
しかし、茎が枝分かれしているものを、エダウチチゴユリと区別する考えがある。
ちなみにチゴユリは、全体に毒が含まれている。
加治丘陵のチゴユリの花は咲き始めであり、咲いている向きを考慮して、撮影することができた。
今後の宿題として、チゴユリの実を撮影することである。
(チゴユリの花 2024年4月11日撮影)
(チゴユリの葉)
チゴユリ(ユリ科 APG分類ではイヌサフラン科)花期4~5月
分布 北海道・本州・四国・九州
花は下向きに1個咲かせるが、2~3個つくこともある。
ユリの名があるが、球根は無く、白くて、やや太い根があるだけである。
花が盛りをすぎる頃から、根は蔓(つる)状に伸びだして、より環境のよい場所に移動する。
株によっては、1年で1m以上も移動することもある。
このように毎年根を更新して、個体を維持している。
(山渓フィールドブックス 春の野草参照)
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