
・タニジャコウソウの花・ジャコウソウとの違い・タニジャコウソウを見た経験談を紹介しています。
タニジャコウソウの花を初めて見た日
タニジャコウソウの花を初めて見たのは、2018年10月8日に、神奈川県葉山町・森戸川林道で見ることができた。
(タニジャコウソウの花 2022年10月15日撮影)
タニジャコウソウの名前の由来
タニジャコウソウの名前の由来は、まず「ジャコウソウ」は植物界の父で植物学者の牧野富太郎によると、茎の葉っぱを揺すると麝香(じゃこう)のような良い香りがしたところから名付けられた。
また「タニ」は、谷間などに生えるところ名付けられたとされている。
タニジャコウソウの生えている場所
タニジャコウソウの生えている場所は、自分が見た限りでは、川沿いの湿った場所に群生しているのを確認することができた。
ジャコウソウとの違い
厄介なのが、ジャコウソウによく似ていて、判別が難しいと感じる。
1.花の色
- ジャコウソウ 淡いピンク色
- タニジャコウソウ 濃いピンク色
(参考 ジャコウソウの花)
(タニジャコウソウの花)
2.花柄の長さ
- ジャコウソウ 短い(0.5~1.2cm)
- タニジャコウソウ 長い(3~4cm)
(参考 ジャコウソウの花柄)
(タニジャコウソウの花柄)
両者の違いは、上記の2点を確認すれば、間違えることは無い。
ジャコウソウの記事はこちらからどうぞ
ジャコウソウの花・タニジャコウソウとの違い・ジャコウソウを見た経験談を紹介しています。
タニジャコウソウを見た経験談
2022年10月15日、タニジャコウソウの花がまだ咲き残っていると思い、神奈川県葉山町・森戸川林道を再び訪れる。
林道に入って、散策していると、濃い紫色の花がたくさん咲いているのが目に飛び込む。
近づいてみると、タニジャコウソウの花がまだ咲き残っていた。
(タニジャコウソウの花 2022年10月15日撮影)
タニジャコウソウの花を見ていると、ジャコウソウの花より濃い紫色なので、花に関心が無くても目につきやすい。
ただタニジャコウソウの花は、最盛期を過ぎていて、地面に落下している花を多数見かけた。
タニジャコウソウはジャコウソウに比べて、株数がかなり少なく、さらに河川の開発などの環境悪化で、国の絶滅危惧種に指定されている。
また日本固有の植物である。
森戸川林道のタニジャコウソウの花は、スポーツの日前後に訪れると見ごろである。
まだタニジャコウソウの花がたくさん咲き残っていたので、被写体を選ぶのに迷うほどであった。
無事タニジャコウソウの花を撮影することができた。

(上の2点ともタニジャコウソウの花 2022年10月15日撮影)
(タニジャコウソウの葉)
タニジャコウソウ(シソ科)花期9~10月
分布 本州(関東地方以西)・四国・九州
準絶滅危惧(NT)
草の高さは70cmほどで、大きいものは1mほどになる。
花の長さは4cmほどの筒状で、盛りを過ぎるとスポッと抜け落ちる。
花の茎は紫色を帯びることが多く、直立する。
(山渓フィールドブックス 秋の野草参照)
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