
・ヤブデマリの花・ガクウツギとの違い・ヤブデマリを見た経験談を紹介しています。
ヤブデマリの花を初めて見た日
ヤブデマリの花を初めて見たのは、2019年5月8日に、東京都八王子市・長池公園で見ることができた。
(ヤブデマリの花 2025年5月19日撮影)
ヤブデマリの名前の由来
ヤブデマリの名前の由来は、藪(やぶ)のような場所に生え、花序が丸いことから名付けられた。
ちなみに花序とは、花が茎または枝につく並び方をいう。
ヤブデマリの花言葉
ヤブデマリの花言葉は、「年輪を美しく重ねる」・「今日の幸福」・「覚悟」・「隠された美」・「私を見捨てないで」
ヤブデマリの生えている場所
ヤブデマリの生えている場所は、自分が見た限りでは、沢沿いの湿り気のある場所に生えているを確認することができた。
ガクウツギとの違い
厄介なのが、ガクウツギの花によく似ていて、判別が難しいと感じる。
1.分類
- ガクウツギ ユキノシタ科(APG分類ではアジサイ科)
- ヤブデマリ スイカズラ科(APG分類ではガマズミ科)
2.葉っぱの形
- ガクウツギ 長楕円状披針形で、先端が尾状にとがる
- ヤブデマリ 楕円形~広い楕円形で丸みを帯び、葉っぱの脈がハッキリしている
(参考 ガクウツギの葉)
(ヤブデマリの葉)
(参考 ガクウツギの花)
(ヤブデマリの花)
両者の違いは、葉っぱの形を確認すれば、間違えることは無い。
ガクウツギの記事はこちらからどうぞ
ガクウツギの花・ガクウツギを見た経験談を紹介しています。
ヤブデマリを見た経験談
2025年5月19日、スズムシソウの花を目当てに、東京都八王子市・小仏城山を訪れる。
小仏城山に向かう途中、日影林道を歩いていると、白色の花が目に入る。
近づいてみると、葉っぱが丸みを帯びていることから、ヤブデマリの花であることがわかった。
(ヤブデマリの花 2025年5月19日撮影)
(ヤブデマリの葉)
まずヤブデマリは、パッと見て、白色の装飾花が目につきやすい。
ちなみに装飾花とは、雄しべや雌しべが退化して、花びらや萼(がく)が発達した花をいう。
ヤブデマリの花は、淡い黄色の部分を指す。
(ヤブデマリの花 2025年5月19日撮影)
ヤブデマリの白色の装飾花が木に覆われて咲いている姿は、圧巻の一言である。
またヤブデマリの白色の装飾花は、初夏の季節によく似合う。
(ヤブデマリの木の全体像)
ヤブデマリの白色の装飾花が目につくと、初夏本番であることを実感する。
(ヤブデマリの花 2025年5月19日撮影)
ヤブデマリの木の高さは2~4mで、人の目線の高さで花を見ることができる。
(ヤブデマリの花 2025年5月19日撮影)
初夏の高尾山・日影林道を歩いていると、似た花で同じ時期・場所に咲くガクウツギと混同してしまう。
両者を判別するには、葉っぱの形を見ると、理解しやすい。
ちなみにヤブデマリの葉っぱは、丸みを帯びて、脈がハッキリしているのが特徴。
(ヤブデマリの葉)
高尾山のヤブデマリの花は見ごろを迎え、咲いている向きを考慮して、撮影することができた。
今後の宿題として、ヤブデマリの実・冬芽を撮影することである。
(ヤブデマリの花 2025年5月19日撮影)
ヤブデマリ(スイカズラ科 APG分類ではガマズミ科)花期5~6月
分布 本州(関東地方以西)・四国・九州
川や沢などの水辺に多く見られる木で、高さは4mほどになる。
装飾花のついたアジサイのような花を枝もたわわに咲かせるので、人間ばかりでなく、チョウや昆虫たちが盛んに訪れる。
本来の花の役目を果たすのは中心に集まっている両性花で、周りを縁取っている装飾花は、受粉の仲立ちをしてくれる昆虫たちへのシグナルである。
ちなみに両性花とは、雄しべと雌しべ両方持つ花をいう。
(山渓フィールドブックス 樹木春夏編参照)
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