ガマズミの花を初めて見たのは、2020年5月11日で、
場所は川崎市多摩区の生田緑地で見ることができた。

ガマズミの名前の由来は定説はないが、ガマズミの漢名の
「莢迷」の音読み「キョウメイ」がカメに転じ、さらにガマとなり、
それに酸実が結びついてガマズミとなったという説が有力である。

ガマズミの生育環境は自分が初めてガマズミの花を見た限りでは、
日当たりのよい丘陵地に生えているのを確認することができた。
どちらかというと標高の低い山地に生えている。

同じ仲間のコバノガマズミとは花の付き方がかなり似ているので、
ガマズミと判別するのに最初は迷ってしまう。

コバノガマズミとの違いは、まず花が咲く時期である。
コバノガマズミは4月に花が咲くのに対して、ガマズミは1ヶ月遅く花が咲きだす。
また葉の形も全く違う。
コバノガマズミは葉が細長いのに対して、ガマズミは葉の形が丸く毛深いのが特徴である。
生でガマズミとコバノガマズミを見れば、違いがわかってくる。

ガマズミの花を見たときに、コバノガマズミとは花付きが違って、
大振りに花がついているのを確認して、ガマズミの花を無事撮影することができた。
ガマズミの花を撮影中に花に虫がたくさん寄ってきて、
虫からすればガマズミの花が美味しいのかなぁと思った。

ガマズミの花ガマズミの花ガマズミの花(上の3点ともガマズミの花 2020年5月11日撮影)

ガマズミの葉(ガマズミの葉)

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ガマズミ(スイカズラ科 APG分類ではガマズミ科)花期5~6月
分布 北海道・本州・四国・九州
山野に普通に見られる低木で、3mほどの高さになる。
雑木林の下や林緑に多い。
花は小さく直径が5mmほどで、5枚の花びらがあり、
それがびっしりと集まって1輪の花のように見える。
花の色は白だが、遠くから眺めると黄みを帯びて見える。
果実は秋に赤く熟し食べられる。
よく似たものが何種かあるが、区別するには葉の形や大きさに注意する。
本種は葉が大きく卵形や円形で、長さも幅も10cm以上ある。
葉の両面に毛が生えているのも特徴。
花言葉は「愛は死より強し」や「無視したら私は死にます」
「結合」・「私を見て」
(山渓フィールドブックス 樹木春夏編)