アケボノソウの花

アケボノソウの花センブリとの違いアケボノソウを見た経験談を紹介しています。

アケボノソウの花を初めて見た日

アケボノソウの花を初めて見たのは、2019年10月30日に、東京都八王子市で見ることができた。

アケボノソウの花(アケボノソウの花 2024年10月20日撮影)

アケボノソウの名前の由来

アケボノソウの名前の由来は、花びらの模様を、ほのぼのと明ける夜明けの星空に例えたものから名付けられた。
また学名 ピマクラータは、斑点が2つあるという意味で、花びらに緑色の斑点が2つ並ぶことを指している。

別名 キツネノササゲ

アケボノソウの花言葉

アケボノソウの花言葉は、「前向き」・「今日も元気」

アケボノソウの生えている場所

アケボノソウの生えている場所は、自分が見た限りでは、山地の湿り気のある林下沢沿いに生えているのを確認することができた。

センブリとの違い

厄介なのが、センブリの花に形がよく似ている。

1.草の高さ

  • センブリ 20~25cm
  • アケボノソウ 60~90cm

アケボノソウの全体像(アケボノソウの全体像)

2.花の付き方

  • センブリ 先端に集中してつく
  • アケボノソウ 枝分かれして、全体に花がつく

3.花びらの色

  • センブリ 全体が白色で、紫色のすじが入る
  • アケボノソウ 花びらに緑色の点が2つあり、先端部に多数の黒紫色の点がある

センブリの花(参考 センブリの花)

アケボノソウの花(アケボノソウの花)

両者の違いは、上記の3点を確認すれば、間違えることは無い。

センブリの記事はこちらからどうぞ

アケボノソウを見た経験談

2024年10月20日、アケボノソウの花が見ごろと思い、東京都八王子市・アケボノソウ自生地を訪れる。
八王子市・アケボノソウ自生地に着くと、遠目から白色の花が咲いているのを確認することができた。

アケボノソウの花(アケボノソウの花 2024年10月20日撮影)

アケボノソウの花白色がメインであるが、花びらが緑色の点2つと、先端部に紫色の点が多数ある特徴は、かなり凝っている。

アケボノソウの花(アケボノソウの花 2024年10月20日撮影)

またアケボノソウの花は見方によって、清楚なたたずまいである

アケボノソウの花(アケボノソウの花 2024年10月20日撮影)

アケボノソウの花が咲くと、山野草の花のシーズンが終わりに近づいていることを実感する。

アケボノソウの花(アケボノソウの花 2024年10月20日撮影)

アケボノソウは花の姿とは裏腹に、草の高さが60~90cmと高く、どこかアンバランスな印象を受ける。

アケボノソウの全体像(アケボノソウの全体像)

アケボノソウの名前の由来は花びらの模様で、最初に名付けた人はユーモアがあると思ってしまう。

ちなみにアケボノソウは、山地では普通に見ることができる。
しかし、花の美しさが影響してか、多摩丘陵では珍しく、盗掘の恐れがある。
アケボノソウは東京都では、絶滅危惧ⅠB類に指定。

アケボノソウの花は見ごろを迎え、咲いている向きを考慮して、撮影することができた。
しかし、八王子市・アケボノソウ自生地足元が非常に悪く、気を付けて撮影しないと、ぬかるんで滑ってしまう。

アケボノソウの花(アケボノソウの花 2024年10月20日撮影)

アケボノソウの葉(アケボノソウの葉)


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アケボノソウ(リンドウ科)花期8~10月
分布 北海道・本州・四国・九州
山野の湿地や沢沿いの樹林下などに普通に見かける。
茎は無毛で、高さは60cmほどのものが多いが、大きくなると1mにも伸びる。
1年目はロゼット葉で過ごし、翌年に花が咲く2年草である。
ちなみにロゼットとは、冬も緑色の葉を放射状に広げて、地面にぴったりつけた状態で過ごすものをいう。
(山渓フィールドブックス 秋の野草参照)


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