イヌセンブリの花

イヌセンブリの花センブリとの違いイヌセンブリを見た経験談を紹介しています。

イヌセンブリの花を初めて見た日

イヌセンブリの花を初めて見たのは、2016年10月29日に、千葉県山武市で見ることができた。

イヌセンブリの花(イヌセンブリの花 2021年10月14日撮影)

イヌセンブリの名前の由来

イヌセンブリの名前の由来は、センブリに比べて、苦味が少なく、薬用にされないところから名付けられた。
ちなみに植物名の頭に「イヌ」と表記されるものは、役に立たないことを意味する。

イヌセンブリの生えている場所

イヌセンブリの生えている場所は、自分が見た限りでは、日当たりのよい湿地に生えているのを確認することができた。
しかし、湿地でも定期的に草刈りをしているところにしか、イヌセンブリは生えない。

センブリとの違い

厄介なのが、センブリの花に似ていて、判別が難しいと感じる。

違いは生えている場所

  • センブリ 日当たりのよい乾いた草地山の尾根道
  • イヌセンブリ 日当たりのよい湿地

センブリの花(参考 センブリの花)

イヌセンブリの花(イヌセンブリの花)

両者の違いは、生えている場所を確認すれば、判別は難しくない。

センブリの記事はこちらからどうぞ

イヌセンブリを見た経験談

2021年10月14日、イヌセンブリの花が咲くころだと思い、神奈川県横浜市栄区・横浜自然観察の森を訪れる。
現地に着いて、自然観察センターのスタッフに、イヌセンブリの生えている場所を伺う。
スタッフから、イヌセンブリの生えている場所を教えてもらい、指定の場所に向かう。

林の中を抜け、日当たりのよい湿地に着くと、何かを撮影していた2人組のおじ様に出会う。
おじ様の撮影先は、イヌセンブリであることは直ぐにわかった。

おじ様の撮影が終わり、自分の番になる。
イヌセンブリの草の高さ15cmぐらい低く感じたが、が咲いているのを確認することができた。

イヌセンブリの花(イヌセンブリの花 2021年10月14日撮影)

イヌセンブリの花を見たとき、センブリの花と違い、花の真ん中に、ヒゲのようなモジャモジャした毛が出ていた

イヌセンブリの花(イヌセンブリの花 2021年10月14日撮影)

イヌセンブリの花は、センブリの仲間すべてに言えることであるが、天気が晴れた日で無いと花が開かない

湿地にイヌセンブリは5株ほどあったが、ほとんどの株は花が終わってしまい、咲いていたのは2株ほどであった。
5年ぶりにイヌセンブリの花を見たことに興奮を覚え、夢中に撮影してしまった。

イヌセンブリの花は、形がハッキリしている
しかし、イヌセンブリの花の大きさ
15mmと小さく、コンパクトデジタルカメラで撮影していて、ピントがなかなか合わなかった。

イヌセンブリの花(イヌセンブリの花 2021年10月14日撮影)


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イヌセンブリ(リンドウ科)花期10~11月
分布 本州・四国・九州
絶滅危惧Ⅱ類(VU)
湿地に生え、茎は高さ5~30cmになる。
葉は長さ2~5cmの倒披針形で、先は鈍い。
花は白色で、淡紫色のすじがある。
(山渓ハンディ図鑑 山に咲く花参照)


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