・フデリンドウの花・フデリンドウに似ている花(コケリンドウ・ハルリンドウ)との違いを紹介しています。
フデリンドウの花を初めて見た日
フデリンドウの花を初めて見たのは、2016年4月9日に、東京都八王子市・小宮公園で見ることができた。
(フデリンドウの花 2020年4月19日撮影)
フデリンドウの名前の由来
フデリンドウの名前の由来は、つぼみの形が筆の穂先に似ているところから名付けられた。
フデリンドウの花言葉
フデリンドウの花言葉は、「本当の愛」・「正義」・「誠実」・「高貴」
フデリンドウの生えている場所
フデリンドウの生えている場所は、自分が見た限りでは、日当たりのよい乾いた山地に生えているのを確認することができた。
フデリンドウに似ている花
フデリンドウに似ている花との違いをまとめました。
コケリンドウとの違い
厄介なのが、同じ時期に花が咲く、コケリンドウに似ていて、判別が難しいと感じる。
違いはまず萼片(がくへん)の反り返り
- コケリンドウ 反り返る
- フデリンドウ 反り返らない
ちなみに萼片とは、花の外側にある集合体をいう。
また花の大きさにも違いがあり
- コケリンドウ 1~1.5cm
- フデリンドウ 2~2.5cm
(参考 コケリンドウの花)
(フデリンドウの花)
両者の違いは、花の大きさが明らかに違うので、容易に判別できる。
コケリンドウの記事はこちらからどうぞ
コケリンドウの花・フデリンドウとの違いを紹介しています。
ハルリンドウとの違い
厄介なのが、同じ時期に花が咲く、ハルリンドウに似ていて、判別が難しいと感じる。
1.生えている場所
- ハルリンドウ 山地の湿った草地・湿地
- フデリンドウ 山地の乾いた草地
2.咲いている状態
- ハルリンドウ 花茎を何本も立て、まとまって咲く
- フデリンドウ 1本の花茎の先に、1~数個の花が咲く
3.根生葉の有無
- ハルリンドウ 有り
- フデリンドウ 無し
ちなみに根生葉とは、地上の茎の根元についている葉っぱをいう。
(参考 ハルリンドウの花)
(フデリンドウの花)
両者の違いは、上記の3点を確認すれば、間違えることは無い。
ハルリンドウの記事はこちらからどうぞ
ハルリンドウの花を紹介しています。
フデリンドウを見た経験談
2023年4月24日、山の花を探しに、山梨県北杜市・清里を訪れる。
八ヶ岳高原ラインを歩いていて、美し森山に向かう途中、リンドウらしき花が目にとまる。
近づいてみると、乾いた山地に生えていて、根生葉が無いことから、フデリンドウの花とわかった。
(フデリンドウの花 2023年4月24日撮影)
フデリンドウの花は、天気が晴れたときにしか開かない。
しかし、清里のフデリンドウの花を見たとき、曇り空であったが、しっかり開いていた。
(フデリンドウの花 2023年4月24日撮影)
フデリンドウの花の大きさは、秋に花が咲く、リンドウに比べて小さい。
ただフデリンドウは、ひと固まりに生えていることが多く、紫色の花が咲いていると、かなり目立つ。
(フデリンドウの花 2023年4月24日撮影)
フデリンドウの花は紫色であるが、ごくまれに白色のものもある。
意外であったのは、フデリンドウは東京都では絶滅危惧種に指定されている。
清里のフデリンドウの花は見ごろを迎え、花付きのよいものを選んで、撮影することができた。
しかし、フデリンドウの花を撮影するとき、被写体の鮮やかな紫色を表現するのは難しい。
今後の宿題として、名前の由来であるフデリンドウのつぼみ・シロバナフデリンドウの花を撮影することである。
(フデリンドウの花 2023年4月24日撮影)
フデリンドウ(リンドウ科)花期4~5月
分布 北海道・本州・四国・九州
雑木林の下や山の草原に生える。
高さは10cmほどしかないので、花が咲いていないと気付かない。
(山渓フィールドブックス 春の野草参照)
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