ヒキヨモギ

ヒキヨモギの花を初めて見たのは、2019年8月19日で、
場所は東京都の多摩丘陵で見ることができた。

ヒキヨモギは絶滅危惧種では無いが、珍しい部類の植物である。
名前の由来は自分の所持している図鑑には掲載されていないが、
葉がキク科のヨモギに似ているところから来ていると思う。

自分の通っている山野草の花のサイトで場所を割り出して、
日当たりのよいススキが生えている草原に行くと、
図鑑に掲載されている生息環境どおりにヒキヨモギの花が咲いていた。

最初にヒキヨモギの花を見たときは感動したが、
辺りを見渡すとヒキヨモギがたくさん生えていて、
感動を通り越して拍子抜けしてしまった。
草丈は意外と高い。

ただ半寄生植物のため毎年同じ場所に生えるとは限らない。
全くヒキヨモギが生えない年もある。

ヒキヨモギ

ヒキヨモギ(上の2点ともヒキヨモギの花)

ヒキヨモギの葉(ヒキヨモギの葉)

ヒキヨモギ(ヒキヨモギの全体像)

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ヒキヨモギ(ゴマノハグサ科 APG分類ではハマウツボ科)花期8~9月
分布 日本全土
日当たりのよい草地に生える高さ30~70㎝の半寄生の1年草。
葉は茎の下部では対生、上部では互生し、
羽状に深く切れ込む。
葉の両面とくに裏面脈上に曲がった短毛がある。
葉腋に長さ約2.5㎝の黄色の唇形花をつける。
蒴果(さくか)は長さ1.5㎝の楕円形で、萼に包まれる。
(山渓ハンディ図鑑 野に咲く花参照)