ヒサカキの花

ヒサカキの花ヒサカキに似ている花(サザンカハマヒサカキ)との違いヒサカキを見た経験談を紹介しています。

ヒサカキの花を初めて見た日

ヒサカキの花を初めて見たのは、2024年3月21日に、東京都八王子市・片倉城跡公園で見ることができた。

ヒサカキの花(ヒサカキの花)

ヒサカキの名前の由来

ヒサカキの名前の由来は、まずサカキに似て、全体が小形なので姫榊、それが訛(なま)ってヒサカキになった説
次に「榊に似ているが榊ではない」という意味の「非ず」説がある。

ヒサカキの花言葉

ヒサカキの花言葉は、「神を尊ぶ」・「内気」・「治癒」

ヒサカキの生えている場所

ヒサカキの生えている場所は、自分が見た限りでは、丘陵地の林下に生えているのを確認することができた。

ヒサカキに似ている花

ヒサカキに似ている花との違いをまとめました。

サザンカとの違い

厄介なのが、サザンカの葉っぱによく似ている。

1.花期

  • サザンカ 10~12月
  • ヒサカキ 3~4月

2.花の形

サザンカの花(参考 サザンカの花)

ヒサカキの花(ヒサカキの花)

3.毛の有無

  • サザンカ 若い枝・葉柄・葉っぱの主脈 短い毛が有り
  • ヒサカキ 若い枝・葉柄・葉っぱの主脈 毛が無い

両者の違いは、上記の3点を確認すれば、間違えることは無い。

サザンカの記事はこちらからどうぞ

ハマヒサカキとの違い

厄介なのが、ハマヒサカキの花によく似ていて、判別が難しいと感じる。

1.花期

  • ハマヒサカキ 10~12月
  • ヒサカキ 3~4月

ハマヒサカキの花(参考 ハマヒサカキの花 2022年11月19日撮影)

ヒサカキの花(ヒサカキの花 2024年3月21日撮影)

2.葉っぱの形

  • ハマヒサカキ 先端が丸まっている
  • ヒサカキ 先端がとがっている

ハマヒサカキの葉(参考 ハマヒサカキの葉)

ヒサカキの葉(ヒサカキの葉)

両者の違いは、上記の2点を確認すれば、間違えることは無い。

ハマヒサカキの記事はこちらからどうぞ

ヒサカキを見た経験談

2024年3月21日、春の花を探しに、東京都八王子市・片倉城跡公園を訪れる。
公園内・はす沼周辺を歩いていると、沼のふちに白色の小さい花がビッシリついている。
よく見ると、ヒサカキの花が咲いているのを確認することができた。

ヒサカキの花(ヒサカキの花)

ヒサカキの花を初めて見たとき、直径2.5~5mmと小さすぎることにビックリした。
またヒサカキの花は上記の大きさから、名前や特徴を知らないと見逃してしまう。

ヒサカキの花(ヒサカキの花)

ヒサカキの白色の花は、小さく目立たないことから、春の花では地味な部類に入ってしまう。
自分がヒサカキの花を見つけたとき、こんな場所に咲いていたのか?と思ってしまった。

ヒサカキの花(ヒサカキの花)

ちなみにヒサカキの花から異臭が漂うが、ハマヒサカキの花ほど臭わない。

東日本では神事に使われるサカキが少ないことから、代わりにヒサカキが利用される。

ヒサカキの花は見ごろを過ぎていたが、花付きが良いものもあり、咲いている向きを考慮して、撮影することができた。
今後の宿題として、ヒサカキの実を撮影することである。

ヒサカキの花(ヒサカキの花)



ヒサカキ(ツバキ科 APG分類モッコク科)花期3~4月
分布 本州・四国・九州・沖縄
関東地方では榊として売られ、神棚に供えたりする。
乾燥気味の丘陵地などに生える常緑の小高木。
高さは6mほどになる。
葉は革質で厚く、長さ4cmほどで、先は次第にとがり、葉裏は白っぽい。
雌雄異株で、花は3~4月に咲く。
果実は紫色から黒く熟す。
(山渓フィールドブックス 樹木秋冬編参照)


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