イヌザクラの花を初めて見たのは、2020年5月3日で、
場所は川崎市多摩区の生田緑地で見ることができた。

イヌザクラの生育環境は丘陵地の日当たりのよい場所に生えているのを確認している。
植物名に「イヌ」とつくものは役に立たないという意味がある。
また「サクラ」という植物名があるが、世間一般で知られている「サクラ」の花とは形があまりにも違いすぎる。

同じ仲間のウワミズザクラと花付きがかなり似ている。
違いはウワミズザクラの場合は花付きがびっしりと隙間なくついているのに対して、
イヌザクラは花と花の間に隙間があることが違いである。
またウワミズザクラの場合は花序の基部に葉がついているが、イヌザクラは花序の基部に葉が無い。
生育環境にも違いがあり、ウワミズザクラの場合は沢沿いなどの湿り気の多い場所に生えている。

イヌザクラの花を撮影した際、木の高さが10mあるせいか、
あまりにも高い場所に花が咲いていて、撮影するのにとても苦労した。
無事イヌザクラの花を撮影することができたが、自分の所有しているコンパクトデジタルカメラのズームが
足りないせいか、イヌザクラの花がピンぼけの撮影になってしまったことが反省点である。

イヌザクラの花イヌザクラの花イヌザクラの花イヌザクラの花(上の4点イヌザクラの花 2020年5月3日撮影)

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イヌザクラ(バラ科)花期5~6月
分布 本州・四国・九州
サクラ類だが桜のように見えないのでこの名がある。
植物名の「イヌ」はまがいものとか、役に立たないものに例えることが多い。
山地に生える落葉高木で、高さ10mほど。
樹皮は光沢があり皮目が点々とついている。
若枝は緑色で次年に灰白色となる。
枝には臭気がある。
小さな花が穂状に咲くが、花弁が目立たず雄しべが長いので瓶ブラシのように見える。
花の咲く小枝にはまったく葉がないのが特徴。
葉は両面とも無毛。
果実は6月に黒く熟す。
花言葉は「淡泊」や「純潔」
(山渓フィールドブックス 樹木春夏編参照)