・コバギボウシの花・オオバギボウシとの違いを紹介しています。
コバギボウシの花を初めて見た日
コバギボウシの花を初めて見たのは、2019年9月8日に、千葉県山武市で見ることができた。
(コバギボウシの花 2021年7月20日撮影)
コバギボウシの名前の由来
コバギボウシの名前の由来は、まず「ギボウシ」について、橋の欄干(らんかん)につける装飾品のことで、花のつぼみの形が「ギボウシ」に似ていることから名付けられた。
今の時代「ギボウシ」と言われて、頭の中でピンとこない。
次に「コバ」については、葉っぱが小さいことからと考えられる。
コバギボウシの花言葉
コバギボウシの花言葉は、「落ち着き」・「鎮静」
コバギボウシの生えている場所
コバギボウシの生えている場所は、自分が見た限りでは、日当たりのよい湿地に生えているのを確認することができた。
オオバギボウシとの違い
厄介なのが、オオバギボウシの花によく似ていて、判別が難しいと感じる。
1.生えている場所
- オオバギボウシ 丘陵地の湿り気のある林下
- コバギボウシ 日当たりのよい湿地
2.草の高さ
- オオバギボウシ 40~65cm
- コバギボウシ 30~40cm
3.葉っぱの大きさ
- オオバギボウシ 17~30cm
- コバギボウシ 10~16cm
(参考 オオバギボウシの葉)
(コバギボウシの葉)
(参考 オオバギボウシの花)
(コバギボウシの花)
両者の違いは、上記の3点を確認すれば、間違えることは無い。
オオバギボウシの記事はこちらからどうぞ
オオバギボウシの花・コバギボウシとの違いを紹介しています。
コバギボウシを見た経験談
2021年7月20日、夏の花を探しに、東京都八王子市・片倉城跡公園を訪れる。
公園内を散策していると、水車小屋近くの日当たりのよい湿地に、紫色の花が草むらに紛れていた。
目をこらすと、コバギボウシの花がわずかに咲いているのを確認することができた。
(コバギボウシの花 2021年7月20日撮影)
コバギボウシの花はオオバギボウシの花によく似ているが、紫色が濃い。
またコバギボウシの紫色の花が咲くと、夏の訪れを実感する。
(コバギボウシの花 2021年7月20日撮影)
片倉城跡公園のコバギボウシの花はピークを過ぎていたが、咲き残っている花もあり、コンパクトデジタルカメラのズーム機能を使って、なんとか撮影することができた。
(コバギボウシの花 2021年7月20日撮影)
コバギボウシ(ユリ科 APG分類ではキジカクシ科)花期7~9月
分布 北海道・本州・四国・九州
ギボウシの仲間は種類が極めて多く、分類の難しい種類である。
本種のように北海道から九州まで分布するものは、特に場所的な変異と生える環境による差が大きい。
主に日当たりのよい湿地に生える。
花茎は40cmほどになり、花も葉もギボウシの仲間では小形なのが特徴。
葉の表面には光沢がなく、花びらのすじは濃紫色、付け根の苞(ほう)がよく目立つ。
ちなみに苞とは、花の根元につく小形の葉をいう。
(山渓フィールドブックス 夏の野草参照)
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